店舗で従業員が倒れたすき家の事件に会社が釈明も批判収まらずネットでは呆れの声も


 
4月19日に来店した客の前で店員が呻きながら倒れ、過酷な労働環境が改めて浮き彫りになったすき家の実態に対し多数の批判が出ています。

この事件は高円寺のすき家を訪れたという方の目の前で店員が「もう無理です…!うう」と悲鳴を上げて厨房で倒れてしまったというもので、Twitterで拡散されたことからネットで大きな話題になっていました。

問題の店舗では席に食器が放置されたままだったといい、明らかなオーバーワークであったことが窺えますが、すき家を運営するゼンショーによるといくつもの問題点が未だに内在しているようです。

ゼンショーに取材しているのは「弁護士ドットコムNEWS」。拡散した件が事実であったことを会社側も確認しており、倒れた店員は病院へ救急搬送されていたということです。

病院の検査では異常なしと診断されたということで命に別状はなかったのが幸いでしたが、ゼンショーの話からはいくつかの問題点も浮上しています。

まず昼間のワンオペが依然として行われていること。すき家は4月8日にワンオペに関してプレスリリースを出しており、深夜のワンオペについては複数勤務体制を確立していることや複数勤務が実施できない店舗については営業を休止しているとしているものの、昼間のワンオペについてはこのように言葉を濁しています。

人員不足により昼間の時間帯で1人勤務になって従業員の負担が大きくなっている店舗については、できる限り早く改善するよう努めています。

しかしすき家の労働環境について団交を行っている首都圏青年ユニオンの委員長はこのように述べておりゼンショー側が昼間のワンオペをやめるつもりはない、と語っているといいこれが事実であれば今回の件は起こるべくして起こったと言えそうです。


 
会社側は店員が倒れた店舗で昼間にワンオペが発生した理由について「どうしてもシフトが埋まらなかったため」とイレギュラーな事態であったと強調していますが、弁護士ドットコムNEWSによるとワンオペとなったシフトの状況は

このシフト状況は、店舗から「エリア担当マネジャー」まで報告があったが、その上層の「ブロック担当マネジャー」までは伝わっていなかった。

「伝達がうまくいかず迷惑をかけてしまった」と説明しているようですが中間管理職がワンオペによる過重労働の発生を重要視していない可能性も「ブロック担当マネジャー」に情報が伝達されなかった理由のひとつではないか、との指摘が出ており、上層部の意識への批判が一層強くなっています。

前述の首都圏青年ユニオンの委員長はゼンショーが今回の件と同様の事態が他でも起こりうる状況だと説明している、一定の客数まではワンオペを容認する社内の基準があるとも述べており、4月上旬に涙を浮かべて「辛かった」と弱気を見せていたゼンショー会長への呆れと不快感がさらに高まっています。


 
すき家の勤務実態については2014年夏に第三者委員会が出した報告書の中で赤裸々に明らかにされており当時ネットで話題になっていました。そこには会社がアルバイトの住所を正確に管理できていなかった事実や過酷な労働環境~「24時間連続勤務」「恒常的に月500時間以上働いていた」「2週間家に帰れない」などが浮かび上がっていました。また経営幹部への取材でも「自分は月500時間働いてきた」「(今のスタッフは)レベルが低い」「大事なのは逃げない心」など自分たちの成功体験をそのまま押し付ける傾向が発言から如実に感じられる内容になっています。

「ブラック批判」からの決別を目指し職場環境の改善を掲げているゼンショーにとっては、今回の事件は大きなダメージと言え、業績の回復は更に遠ざかりそうです。

高円寺の事件でゼンショーに寄せられている声の一部

・搾取王に反省の色なし、か。
・本来2名の仕事をワンオペでまわしてたんだから仕事量としては超過労働じゃないのかなぁ。
・ゼンショーグループそのものを、なるべくなら避けたい。
・今回のエリア担当MGが上に「ホウレンソウ」しなかった様にブラックは改善しようとしても末端まで徹底されないって事だな。
・管理体制ボロボロじゃないか。
・あまりに過酷な勤務状況に、ストレスで過呼吸でも起こしたんだろうか。
・なんかもうマクド同様いく気が失せました
・従業員の安全衛生管理義務もまともに出来ない会社など、廃業すべき。
・何で食券の自販機入れないのかね?
・シフトに余裕があったとしても、ワンオペは危険ってことだね。
・変わった風に見せかけていただけ。上層部に変える気が無かったじゃん。

 

 


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