グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2010年7月 3日

前回の記事で取り上げたSan Diego Union-Tribune紙のデータベースに基づき、2000年以降のパッカーズの不祥事をまとめてみた。同紙による逮捕12件に、禁止薬物での出場停止なども付け加えた。Packer Zoneの始まった2001年2月以降分は「過去の記事」の"scandal"カテゴリにあるはずなので、そちらも参照のこと。

  1. 2000年4月1日、RBデモンド・パーカーがマリファナ所持で逮捕。薬物プログラム参加を条件に不起訴処分となった。1999年のドラフト5巡a指名(WRドライバーと同期)選手で、2年間で269ydsラッシングを記録したが、2001年開幕ロースターに残れず解雇。
  2. 2000年4月10日、TEマーク・チュムラが地元高校のパーティで17歳高校生(自分の子供たちのベビーシッター)に性的暴行をした容疑で逮捕。注目の裁判では証拠不十分のため無罪となったが、黒に近い灰色であることは陪審員たちも認めていた。事件直後にパッカーズは彼を解雇し、ドラフト1巡14位でTEババ・フランクスを指名。チュムラはちょうど同時期に首の大きなけがをしていたこともあり、けっきょくNFL復帰はできなかった。その後も彼はウィスコンシンに住み、ラジオ番組も持っている。今年の夏にパッカーズ・ホール・オブ・フェイム入りする。
  3. 2000年5月19日、RGマルコ・リヴェラが45マイル制限の区間で95マイルを出して逮捕。しかも酒気帯びだった。有罪を認めて7か月の免停と罰金$1133ドル。
  4. 2001年7月、DTクリディアス・ハントの薬物乱用(おそらくマリファナ)が発覚して4試合の出場停止処分。ドラフト前のコンバインでマリファナ陽性反応が出ており、これが"2アウト目"だった。
  5. 2002年1月15日、先発CBタイロン・ウィリアムズが妻に右前腕を切られて数針縫うケガ(記事1記事2)。プレーオフのラムズ戦の5日前のことだったが、プレーには問題なかった。妻は起訴されたが、その後どうなったかはわからない。
  6. 2002年7月、(ドラフト4巡指名されたばかりの)RBナジェ・ダヴェンポートが、ドラフト直前にフロリダの大学女子寮に忍び込んだうえクローゼットでウ○コをした、として逮捕。本人は最後まで否認していたが、100時間の公共奉仕を受け入れて不起訴処分となった。
  7. 2003年5月22日、DEジョー・ジョンソンがマリファナ所持で逮捕(記事1記事2)。無罪を主張していたが、審理を無断で欠席したとして翌年3月には法廷侮辱罪でも告発された。どのような結果になったかは報道されていない。2004年6月に解雇。
  8. 2003年7月、LBトランス・マーシャルの薬物乱用(これもおそらくマリファナ)が発覚して4試合出場停止。コンバインでの陽性反応を承知でドラフト3巡指名して失敗、という点でも上記DTハントとまったく同じだった。
  9. 2004年9月、プロ人事副部長のマーク・リリブリッジが性的暴行で告発された(記事)。きわめて順調に出世していたが、これ一発で退団。リリブリッジは有罪を認め、保護観察処分と200時間の公共奉仕などで司法取引が成立した(記事)。現在はNational Sports Agency社で選手の代理人をしている。
  10. 2005年4月25日、RBアーマン・グリーンが妻に対する暴行容疑で逮捕(記事1記事2)。しかし翌年3月に検察が起訴を取り下げた。もともと直接の暴力でなかったので身体的証拠がなく、妻が証言を変えたことで公判で勝てる見込みがなくなったため。
  11. 2006年2月17日、CBアマド・キャロルがバーでの騒ぎの最中に警官に暴力をふるったとして逮捕(記事)。有罪を認めて$700ドルの罰金と訴訟費用の負担で決着。2006年シーズン中に解雇され、翌2007年5月には銃の無許可携帯、MDMA(エクスタシー)の所持などで逮捕され、ジャガーズを解雇されている。
  12. 2006年5月26日、ドラフト4巡指名されたばかりのWRコーリー・ロジャースが銃の無許可携帯および発砲(乱闘を鎮めようと空に向けて発砲した)で逮捕(記事)。15か月の保護観察と80時間の公共奉仕。リターナー候補と期待されてのドラフト指名だったが、パントがろくにキャッチできず、開幕前に解雇されている。
  13. 2006年8月16日、WRコーレン・ロビンソンが飲酒高速カーチェイスで逮捕(これはヴァイキングス在籍中)。パッカーズ移籍後に90日間の服役、NFLからは1年間の出場停止処分を受けた。それ以前のシーホークス在籍中にも飲酒運転で逮捕されるなどアルコール依存の問題を抱えていた。
  14. 2007年6月17日、LBニック・バーネットがバーでの暴行事件で逮捕(記事1記事2)。翌年3月に司法取引が成立し、いわゆるアンガー・マネジメントの受講、$500ドルプラス訴訟費用の負担を条件に不起訴処分となった。NFLからいったんは1試合出場停止処分が下されたが、上訴の結果、罰金処分に変更された。
  15. 2008年7月8日、DTジョニー・ジョリーが鎮痛剤コデインの大量所持で逮捕。数回にわたる延期を経て、ようやく今月末に公判が始まる。咳止めシロップやスプライトやキャンディーを混ぜた"Purple Drank"がヒップホップ系だけでなく最近ではプロ・アスリートにも蔓延していることが問題視されつつあり、裁判は注目されている。今回の容疑そのものが立証される可能性は必ずしも高くないらしいが、ジョリーがそうした薬物売買のグループに関わっていた印象は強まってきている。
  16. 2010年3月13日、TEスペンサー・ヘイヴナーが飲酒バイク自損事故で逮捕(記事)。今のところ証拠不十分で起訴されていない。肩甲骨骨折でOTAやミニキャンプを休んだが、トレーニングキャンプには間に合う見込み。