【7/6~7/12】Twitterに「あの子は学習障害」・・・高校教諭を訓告処分

はじめに

2014年7月6日(日)から7月12日(土)にかけて報道された教育関連ニュースをご紹介しています。本記事では、愛知県の教員が起こしたある不祥事に関するニュースをとりあげます。

Twitterに「あの子は学習障害」・・・高校教諭を訓告処分

概要

愛知県教育委員会は11日、「あの子は軽度の学習障害」などとツイッターに書き込んでいたとして、同県扶桑町の県立丹羽高校(細川正徳校長)の教諭を同日付で訓告処分にした。教諭は「申し訳ない。二度としません」と話しているという。
県教委や同校によると、教諭は、学校や生徒、保護者らの様子をおもしろおかしく描写した書き込みを、分かっているだけで3年間続けていた。学校行事の日程なども発信していた。
4月下旬に書き込みの一つを見つけた生徒が学校に報告して発覚。同校の調査で教諭の書き込みであることが分かった。事情を聴かれた教諭は反省の態度を見せたという。
2014/7/12 朝日新聞

愛知県の高校教員が、Twitterに「あの子は軽度の学習障害だ」などと書き込みをしていたという問題。当の教員は訓告処分(厳重注意)に処されたとのこと。今回の「発達障害」という書き込み以外にも、学校や生徒、保護者らの様子をおもしろおかしく描写した書き込みを続けていたようです。

本記事ではこのニュースを題材に、教員とTwitterをめぐる問題について述べていきます。
 

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教員とTwitterをめぐる問題の数々

今回の件では、教員によるTwitterへの不適切な書き込みが問題になりました。では、教員とTwitterをめぐる問題として、これまでどのような事例がほかにあったのでしょうか。

2012年には、大阪の小学校教諭が、勤務中に児童らの写真をTwitterに投稿していたという出来事がありました。「丸付け大変、代わってください」「みんな教室でダンスしまくっている。かわいい」「いまから入学式。やっぱり小さい子はかわゆす」といった内容の書き込みをしていたほか、夏休みの宿題として出された漢字プリントや、教室内で運動会のダンスの練習をする児童の姿などの写真も投稿されていました(*1)。勤務中にTwitterへの投稿を行っていたこと、児童らの写真をウェブ上に公開していたことから問題となりました。

ほかにも、北海道のある中学校教諭が、2009年8月から約2年半にわたり、勤務時間中にもかかわらずTwitterに計2394回の書き込みをしたなどとして減給処分にされたという事例もありました。書き込みは私物のパソコンで行われており、内容は授業のアイデアや私的なもので生徒の個人情報などはなかったとのことです(*2)。内容の不適切さなどは見られないものの、勤務中にTwitterへの書き込みを行っていたことが問題視された事例だといえます。
 

参照


教員はTwitterとどのように付き合うべきか

上記の事例からもわかるように、Twitterをめぐる教員の不祥事の多くは、勤務中にTwitterを使用していたことを問題視するものです。これらの事例を知った人びとのなかには、「勤務中にTwitterを利用することはそんなに悪いことだろうか。休み時間にたばこを吸ったりすることはOKなのに」だとか、上記の2つ目の事例のように、「授業のアイデア出しなどのためにTwitterを利用することはむしろ歓迎すべきことではないか」といった疑問をもつ人もいるのではないかと思います。ですが今のところ、教員が守るべき規範として、勤務中にTwitterを使用することはNGであるという認識が一般的であるといえるでしょう。

こうした規範が強くあることの要因の1つとして、インターネットをめぐる児童・生徒、大きく括れば若者らの問題が最近顕在化していることがあるでしょう。LINEを通じてトラブルに巻き込まれた高校生の例や、Twitterにアルバイト中の不適切な画像を投稿して問題となった若者たちの例など、インターネットやSNSをめぐる若い人たちの問題はあとを絶ちません。

これらの問題を防止するためにも、まずは彼ら若者を指導・教育する教員が、適切にインターネットやSNSを利用していく必要があります。そのため、Twitterなどの利用に関しても非常に厳しい規範ができているということができるでしょう。

みなさんも教員になったあかつきには、Twitterなどの使い方には注意が必要ですね。
 

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教員ステーションのプロジェクトスタッフです。
大学では社会科学を学んでいます。
教育にまつわる「不思議」について考え、書いています。