2013-08-23 07:03:13

横浜市消防局 その1



「小田原市の鈴木元・消防長が被服購入の検討経過を記録した公文書の改ざんを指示し、懲戒処分を受けた。」との、神奈川新聞の社説「小田原消防」を抜粋する。


・消防長は改ざんを指示した理由について「誤解を招かないため」などと弁明しているが、組織的隠ぺいと言わざるを得ない。・業者との不適切な係わり方を問題視する職員の内部通報がなければ発覚しなかった。

・同市は相次いだ職員の不祥事を契機にコンプライアンスの徹底を市民に約束したが、陣頭指揮をとる現場のトップが続投しては、職場風土の改善は期待できない。他にもパワハラや事実と異なる議会答弁など、疑惑は残されている。


横浜市は日本の救急隊の発祥の地である。今年度、私はその伝統のある消防局所管常任委員会の委員長となった。横浜市の就職セミナー講演会の内容は、インターネットで容易に検索ができる。そこには、若き隊員たちのすがすがしい志が垣間見える。


横浜救助は救助隊の発祥の地です。救助隊の伝統と誇り、人命救助という強い使命感を持ち活動し、横浜市の安心・安全を最前線で守っていきたいと思います。」まさに、横浜市消防局の仕事は、人間の命と直接関わる使命感と責任感なくしてはできない仕事である。


一方、その伝統を受け継ぐものとしてのトップ・リーダーの責任は極めて重い。横浜市消防局の幹部職員には多くの隊員の模範として、危機管理のプロフェッショナルとして、どうあるべきかを常に念頭において、仕事をしてい頂きたいと期待している。それだけにこの1年は、しっかりとした審査を丁寧に行おうと思っている。したがって、委員長としての責任も極めて重い。



5月15日、消防局の今年度の最初の常任委員会が開催された。特に新たな不祥事の報告もなく、委員会は終了した。ところが、翌5月16日に、東京新聞の社会面に横浜市の救急隊の誤出動が報道されたのだ。それも前日の指令書で別人宅へ出動したという誤出動だった。


昨年末、消防司令センターが「心臓の具合が悪い」という119番の通報に対して、同性の別人宅に出動して到着が30分遅れるというミスがあったばかりだ。その後、患者さんの死亡が確認されている。


横浜市会議員が毎日、各新聞の横浜版をきちんと確認する習慣がなければ気づかない不祥事だったかもしれない。残念ながら、このように新聞報道で掲載されるような大きな不祥事を横浜市議会には、横浜市行政から事前に説明していただけない現実がある。なんとも間抜けな構図である。


なぜ、このようなことが永い間、継続して起こってきたのか?それは横浜市行政のみならず、横浜市議会にも原因はあるだろうと私は思っている。「議会軽視」と言ったところで、改善することができない側にも責任はある。

身内の都合を優先させたいがために、それに対して不都合な真実を覆いかくす。「先の大戦で、多くの国民を犠牲にした日本型リーダーの手法である」との声をよく聞くが残念なことだ。


横浜市消防局が「救える命をより多く救う」と心から謳うならば、不都合な真実を覆い隠すことだけはやめてもらいたいと思っている。先に大戦のように、取り返しのつかない事態が生じることは避けたいからだ。それが、現代の危機管理の基本だからだ。


横浜市は日本の救急隊の発祥の地であることを、改めて思い出してもらいたい。日本中に救急隊が、その横浜市救急隊の歴史の変遷に注目しているはずである。また、人間の命と直接関わる仕事だからこそ、横浜市消防局の幹部職員には高い使命感と責任感が期待される。


今秋から始まる常任委員会のインターネット中継を前に、互いに施差琢磨の議論を展開してゆこうと思っている。











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