ユー・エス・ジェイ

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ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

1994年平成6年)設立当初、大阪市が過半数以上を出資する企業であったが、2005年(平成17年)にゴールドマン・サックス証券(引受会社としてクレインホールディングスを設立)に対して優先株式の発行と新融資パッケージへの転換を伴うリファイナンスを実施。現在はゴールドマン・サックス子会社であるSGインベストメンツ株式会社の完全子会社になる。2010年(平成22年)2月をもって同社に吸収合併。商号を株式会社ユー・エス・ジェイに変更。

開業時に金融機関から1,250億円の借り入れを行っており、その結果毎年約100億円の返済を迫られていた。さらに、アトラクション施設の減価償却費が毎年売上高の約2割にあたる約150億円が必要だったため経営は厳しかった。このため、ユー・エス・ジェイは2005年にゴールドマン・サックスグループなどを引受先とする250億円の第三者割当増資を行って得た資金を借入金返済にまわし、借入金を約650億円に圧縮、有利な返済条件で借り換えも行った。それに加え、2004年と2005年は新規採用をせず、選択退職も導入し、費用削減も図った。その結果、2007年度(平成19年度)は経常収支が24億円、最終損益が10億円と初の黒字を計上している。

USJの敷地のうち、約40%に当たる約20万平方メートルは大阪市の市有地であり、この市有地部分の賃料について、USJは当初、賃料を1平方メートル当たり月額388円とすることで2007年までに大阪市と合意。しかし、民有地部分については賃料が当時の価格で1平方メートル当たり516円であるため、大阪市はこれと同額とするよう、大阪地方裁判所に提訴。2015年3月6日に同地裁は、ユー・エス・ジェイの収益が安定しているためとして、大阪市の訴えを一部認める判決を言い渡した。

  • 1990年(平成2年)
    • 月日不明 - 大阪市総合計画21を策定。大阪市が大正区への誘致を行うが決裂。再度、此花区桜島地区を提案。具体的な検討に入る。
  • 1994年(平成6年)
    • 1月 - 大阪市此花区での進出が正式に決定。
  • 1996年(平成8年)3月13日 - 事業会社として第三セクターの株式会社ユー・エス・ジェイ設立。大阪ユニバーサル企画株式会社は同社に移行。
  • 2002年(平成14年)8月 - アトラクション「ハリウッド・マジック」で当初消防局に届けていた火薬量を超過使用していた問題が発覚、それ以前にも残留塩素問題・期限切れ食品提供問題等不祥事が相次ぎ、その対応の拙さもあって激しい批判を浴びた。その一連の責任を取って当時の社長が10月に引責辞任した。
  • 2005年(平成17年)8月24日 - 優先株式の発行と新融資パッケージへの転換からなるリファイナンスを実施。
  • 2006年(平成18年)
    • 7月20日 - 入場券料金改定。大人1日券が5,500円から5,800円に。
    • 11月7日 入場者数が5,000万人を突破。
  • 2010年(平成22年)2月1日 - 親会社のSGインベストメンツ株式会社に吸収合併。旧株式会社ユー・エス・ジェイが消滅。SGインベストメンツの商号を株式会社ユー・エス・ジェイに変更。
  • 2012年(平成24年)10月29日 - 運営しているユニバーサル・スタジオ・ジャパンが入場者数1億人を突破。
  • 2015年(平成27年)10月16日 - 不正な転売によるチケットを11月1日から無効とすることを発表した。

新卒採用において一貫して契約社員での雇用形態をとっており、正社員採用をしていない。契約社員は7年間限定の1年毎の契約更新方式である。7年以内に主任ポジションに昇格すれば、正社員に切り替わることも可能であるが、USJは「期限がある中で正社員を目指していただくことにより、明確な目的意識を持って業務に取り組み、更なるキャリアアップを図っていただきます。」と理由を公表している。

ユー・エス・ジェイの関係・関連会社