【仕事】状況別・仕事を辞めていい人・ダメな人【辞めたい】

「仕事辞めたい」「仕事を辞めて南の島でのんびりしたい」「雲はいいなあ」……毎日働いている中で、つい心の中で漏らしてしまうことはありませんか?

人間関係が最悪、仕事が忙しくて帰れない、つまらない作業ばかりで退屈など、仕事を辞めたい人が置かれている状況はさまざま。さらには介護で辞めるしかないと思いつめている人、結婚して辞めたいと夢想している人もいるのではないでしょうか。

この記事では、仕事を辞めたいと考えている人に向けて、その状況によって辞めていい人、早まって辞めないほうがいい人を紹介していきます。

 

1. みんなの仕事を辞めたい理由ランキング

仕事を辞めたい理由1位は人間関係! みんな悩みは同じ

はじめに「仕事辞めたい」とつぶやくだけの状況を脱して、実際に仕事を辞めた“退職の先輩”たちの退職理由を見てみましょう。

仕事を辞めると決めたとき、何が一番の理由となったのでしょうか? 青が会社に伝えた退職理由、緑が本当の退職理由を示しています。

この調査では、本当の退職理由としては「人間関係」が圧倒的1位。次いで「評価・人事制度」、そして「社風や風土」「給与」「拘束時間(残業・休日出勤等)」が同率3位で並んでいます。逆に職場に説明する退職理由としてありがちな「結婚、家庭の事情」「体調を壊した」は案外低い結果です。

多くの人にとって、「仕事辞めたい」から「辞めよう」「辞める」になる決定打は、人間関係のようです。今、「辞めたい」と思っているあなたにはどんな事情がありますか?

 

2.【状況別】仕事を辞めていい人・ダメな人

とはいえまだ「仕事を辞める」という決断には踏み出せず「辞めたい」とぼんやり思っているだけの人も多いでしょう。「辞めたい」と思ってしまう理由や、置かれている状況はさまざまなはず。

ここからは仕事を辞めたいと思ってしまいがちな8つの状況について、仕事を辞めたほうがいいのか、それとも思いとどまったほうがいいのかを見ていきましょう。

人間関係が煮詰まっている人は辞めていい

  他人は変えられない

実際に仕事を辞めた理由としてもっとも多いのが人間関係。足を引っ張る同僚や辛く当たってくる上司に苦しんでいる人は、思い切って辞めてしまいましょう。なぜなら自分の考えや行動を変えることはできても、他人を変えることはできないからです。

ただし、ジョブローテーションや異動、転勤など環境を変えるチャンスがあるのなら、辞める前に一考を。また、過去にも人間関係を理由に退職した経験がある人は要注意。自分に問題があるのではないか、次の職場でもまた同じ理由で辞めることにならないか、己を振り返りましょう。

仕事熱心な人であっても、周囲が理解し協力してくれる環境がなければモチベーションが保てないのは当然です。人間関係の悩みに時間を割くより、新しい会社でやり直すことを考えるのが建設的です。

人間関係以外でストレスフルな人は辞めないでおく

  ストレス源となる仕事は思い切って断る

仕事量が多すぎる、社風が合わない、正当な評価をもらえない、給与が低い、残業が多すぎる……人間関係に問題がなくても、さまざまなストレスで仕事を辞めたいと思うこともありますよね。ですが不満を抱き、愚痴を吐くだけの段階の人は、まだ辞めるときではありません

頼まれる仕事が多すぎたり、関係ない仕事までやらされたりするのがストレスになっているのなら、きっぱりと断ってみましょう。一見無責任なように見えますが、キャパオーバーであること、自分の役割でないことを周囲に伝えるのも仕事のうちです。また、社風や評価、給与については、上司に話す、自分の働き方を変えてみるなどで状況を打破できる可能性があります。

まずは行動から。そして行動した結果、抱えている問題が人間関係と同様に解決しえないものであるなら、そこで初めて「仕事を辞める」というカードを切りましょう。

うつ病の人、一歩手前の人は辞めるべき

  自分が壊れても会社は保障してくれない

労働環境の悪さやさまざまな悩みが深刻化して、うつ病になってしまった人、あるいはその一歩手前の状態になっている人は、もはや「仕事を辞めたい」と考える段階は過ぎています。会社が休職させてくれるならすぐに申請し、休ませてくれない会社は辞めてしまいましょう

会社にとって、社員はかけがえのない存在……というのはただの理想論。よほどしっかりした会社でない限り、きちんとした保障はしてもらえません。

うつ病は、体力的にも精神的にも限界がきた証拠です。うつ病になってしまうと治療に時間もお金もかかって働くことは難しくなり、転職をするなどの身動きも取りづらくなってしまいます。会社のために体を壊すなど、自分を犠牲にするよりは辞めるほうがずっと良い選択です。

結婚して辞めたい人は、仕事を辞めたら最後と思え

  寿退社願望は危険思想

目の前の仕事つらさに「結婚して仕事を辞めてしまいたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、今や寿退社を願うのは夢どころか危険思想。考えるだけでも運気が落ちるのでその妄想は捨てましょう。

結婚と同時に引っ越すなどの理由で仕方なく寿退社をする人は確かにいます。しかし、結婚を“口実”にして辞めたい女性はキャリアが途切れるリスクを意識してください。とくに正社員だった人は、退職前と同じ条件で再就職しようとしても、「出産ですぐに休んでしまうのでは?」と思われるなど苦戦することが多いです。さらに現在は共働き家庭を望む人が多いため、仕事から逃避する姿勢で結婚そのものがおじゃんに……ということにもなりかねません。

本当に幸せになりたいなら、「結婚して辞めたい」などと現実逃避をするよりも、目の前の仕事を頑張りましょう。より魅力的な人間になれて、結婚も近づくかもしれません。

介護を理由に辞めるのは避けよう

  辞めれば共倒れの未来が待っている

親の介護に心身ともに負担が増え、仕事を辞めたいと思う人。とくに親類にも行政にも助けを借りられない状態の人は、いつまで続くかわからない介護で気が滅入り、「仕事を辞めてでも自分が」と考えてしまいがちです。しかし、介護を理由に仕事を辞めるのは、絶対に避けるべき選択です。

例えば親の介護をしている人で、定期収入として親の年金が使える場合は「今は仕事を離れてもいい」と思うかもしれません。しかし、親が亡くなれば年金もなくなり、数年にわたって仕事を離れていたとなると再就職も危うくなります。ブランクがあることに加え、仕事の感覚も鈍ってしまうからです。

現在は介護離職が社会的問題として取りざたされ、職場でも状況を理解してくれる人が増えてきているはず。時短勤務を相談するなど、介護が終わったあとの自分の人生に支障が出ないように考えて行動しましょう

疲れている人は辞めないほうがいい

  休んで落ち着いてから去就を決めよう

日々の激務に揉まれて、「とにかく疲れた、仕事を辞めたい」と考えている人は、今は何かを決断するべきときではありません。辞める決断の前に休暇を取り、ゆっくり考えを整理するのがベターです。

とくに注意すべきは、これまでと同じ働き方をしているのにドッと疲労感が押し寄せてきた……というパターンの人。若い頃はいくら残業しても大丈夫でも、年齢を重ねて体力が無理がきかなくなり、「疲れた、辞めたい」と感じてしまうのです。そんなときは一度しっかり休んで心を整え、「なぜ疲れているのか」「本当に辞めたいのか」と自分の気持ちにしっかり向き合いましょう。

その際、大切なのは「仕事を休む」ことに罪悪感を持たないこと。「辞めて休む」という選択肢もありますが、意識的に働き方を変えれば改善できることも。去就は落ち着いて考えてから決めればよいのです。

「向いてない」なら、1年で辞めていい

  今度こそ自分が面白いと思える仕事を見つける

若い人にありがちなのが、「今の仕事は自分に向いていない、だから辞めたい」というもの。ひとまず辞めるのは先送りにし、1年は仕事を続けてみましょう

「向いていない」という曖昧な理由で辞めてしまうと、次の仕事も「やっぱり違う」と感じてしまう可能性が高いです。かつてに比べれば転職するのが一般的になっているとはいえ、やはり転職回数が多い人は転職市場ではまだまだ不利。軽々しく転職を重ねてしまうと後々のキャリアに影響が出ることになってしまいます。

そもそもしっかりと腰をすえて主体的に取り組んでみなければ、仕事の面白みややりがいは感じることができません。少なくとも1年は働いてみて、それでも仕事に面白みを見つけられず、辛いままなのであれば、自分が面白いと思える、やりたい仕事を見つけて転職するのもよいでしょう。

「仕事辞めたい」は甘え? 悩むなら辞めよう

  その責任感は他の会社で生かせる

仕事を辞めたいと考えることを「逃げ」「甘え」と感じるのは、真面目で責任感の強い人です。長い間悩みを抱えて悶々としている人は、思い切って辞めてしまい、その真面目さを他の会社で生かすことを考えましょう。

こういった人の場合、社員に過酷な長時間労働を強いていたり、厳しいノルマを課していたりと、会社に問題があるケースが多いです。しかし、責任感が強いからこそ「ここで自分が辞めたら会社に迷惑がかかるから」となかなか辞められない……という事態に陥りがち。そんなときは、自分の状況を少し離れたところから見つめてみましょう。

辞めたい気持ちを抱えたままでは目の前の仕事に集中しきれるはずもありません。それよりも新しい環境を探したほうが、自分の資質を生かして働けるはず。おかしな環境で悩み続けている人は、辞めることで状況を変えるのがよいのです。

あてもなく辞めるのは愚者の選択

最後に大切なことをお伝えします。上記で辞めたほうがいいという項目に当てはまった人も、転職先を決めていない、あるいは目処が立たないうちにあてもなく辞めてしまうのは絶対にNGです。

職歴にブランクがある転職者を採用したがらない企業もまだまだ多く、明確な理由なく働かないことに慣れてしまうと、復帰するのに大きなエネルギーが必要になってしまいます。

「仕事辞めたい」というぼんやりした気持ちが、「今の会社は○○がダメだから、改善できる職場に転職しよう!」という次の職場への展望になったとき、はじめて「辞める」選択ができるはずです。

 

3. 仕事を辞めたいけど言えない人への処方箋

仕事をやめたい、という気持ちを抱いているときは、心が弱っているとき。なかなか人に言えずに悩んでしまうことも多いようです。ここでは仕事を辞めたいけど言えない、という人に向けたアドバイスを紹介します。

会社に言えない人は味方をつくるところから

仕事を辞めたいけれどもなかなか会社に言い出せないと悩んでいる人は、まず社内の信頼できる1人に話して味方になってもらうところから始めましょう。同僚でも上司でも、あるいは後輩でもかまいません。

他人に打ち明けることで、会話を通じて自分の考えがまとまるため、自分がなぜ辞めたいと思っているのかが明確になります。また、辞めるにせよ残るにせよ、状況を打破するためのアドバイスをもらえることもあるでしょう。

また、会社に言えないという人にありがちなのが、職場が忙しすぎて退職すると自分だけ逃げ出すようで……と罪悪感を覚えるパターン。しかし、働く上で転職はつきもので、悪いことでもなんでもありません。1人でもわかってくれる人を見つけるところから、会社との交渉につなげてみましょう。

家族に言えない人はまずは相談ベースから

とくに家族を養っている人は、一家の大黒柱としての責任感から「仕事辞めたい」とは言いづらいですよね。しかしいくら大黒柱であっても、勝手に退職や転職を決めてから家族に話すのは危険です。早めの段階から「仕事を辞めたいと思っていて……」と、相談ベースで話しておくほうがトラブルを避けられます

さらによいのは、普段から家族に仕事の話をして、何が大変か、どんなことを辛いと思うのか、そして今後どんな仕事にチャレンジしたいのかなどについて共感を得ておくことです。忙しい日々のなか、ゆっくり家族と話す機会なんてない、という人もいるかもしれませんが、仕事を辞めるにあたっては家族の理解は必須です。

いつか話さなければならないことであれば、早めがベター。突然「仕事辞めたい」と言って「嫁ブロック」「子供ブロック」に遭わないためにも、気持ちが固まっていないうちから相談するのがよいでしょう。

 

4. まとめ

「仕事辞めたい」は働いている人であればどんな人でも一度くらいは心に浮かんだことのある考えです。そして「仕事辞めたい」と思っても、「辞めるのも面倒くさい」「そこまで本気じゃない」という人も少なくないはず。

この8つの状況に当てはまった人はこのジャッジを参考にしつつ、ときには辞めたい気持ちとうまく付き合いながら、働く日々を楽しんでみてはいかがでしょうか。