2005.05.12

トンガの恥はニポンの恥


未だに何の説明もない、あびる優の謹慎中の飲酒ハレンチ事件に始まり、里谷多英のVIPルームでのセックス疑惑、DA PUMPのSINOBUの酔っ払い運転&事故、自民党の中西一善の「一日一善」ならぬ「一日一揉み」事件など、C級アイドルから国会議員に至るまで、次から次へと事件を起してくれるので、休む間もない六本木の麻布警察だけど、今度は、なんと、日本代表のラグビー選手が、酔って女性に暴行を加えると言う、呆れ果てた事件が起きた。

暴行を働いたのは、埼玉工業大学のラグビー部に所属するトンガ人選手、イオンギ・ヴィヴィリ(20)と、クリスチャン・ロアマヌ(18)で、殴られてケガをしたのは、女子プロレスラーのAKINO選手(秋野美佳)(31)だ。9日の深夜0時過ぎに、AKINO選手が、女性の友人と話しながら歩いていたところ、道端で女性を物色していたトンガ人選手に、女性の友人が、突然、腕をつかまれた。そして、その彼女を助けようと、腕を引き戻したところ、トンガ人選手2人が殴りかかって来たそうだ。

AKINO選手は、女子プロレス団体「M's Style」の代表をつとめる看板選手だけど、身長160cmで、身長だけならあたしよりも小さい。それに比べて、イオンギ・ヴィヴィリは184cmで105kg、クリスチャン・ロアマヌは188cmで105kgの大男だ。AKINO選手は、顔面を数発殴られて、鼻の上部を切り、歯が折れ、全治2週間のケガを負ったけど、それだって、普段から鍛えてるプロレスラーだから、こんな程度で済んだのであって、一般人だったら、もっと大変なことになってただろう。さらに、暴行を受けたのは、AKINO選手だけじゃなく、たまたまその場を通りかかり、止めに入った男性2人も殴られ、それぞれが全治1週間から2週間のケガを負っている。

そして、何よりの問題は、この暴行を働いた2人は、酔っ払ってたって言う事実だ。20才のイオンギ・ヴィヴィリはともかく、クリスチャン・ロアマヌのほうは、あびる優と同じで、まだ18才の未成年だ。3月11日の日記、「六本木心中」に書いた、「六本木×泥酔=警察ザタ」って言う方程式は、もはや、数学の教科書に載せたほうがいいくらいの現実味を帯びて来た今日この頃、皆さん、飲んでますか?(笑)


‥‥そんなワケで、新聞によっては、「AKINO選手の腰のあたりに手が触れた」とか、「AKINO選手の友人のお尻を触った」とか書いてあるものもあるけど、AKINO選手本人のインタビューでは、「歩いていたら、突然、連れの女性の腕をムリヤリに引っ張る男がいて、助けようと思って引き戻した。」と言っていた。そして、「英語で何かを叫びながら、いきなり殴りかかって来た。体が大きいので、K1か何かの格闘技の選手かと思った。」「手を出したら、自分のプロレスラー生命が終わると思って、がまんした。」とも言っていた。

そして、いくらプロレスラーとは言え、女性に対して暴行を働いて、歯が折れるほどのケガをさせた酔っ払い2人組は、アッと言う間に猛ダッシュで逃げて、近くのクラブへ逃げ込んだんだけど、駆けつけた麻布署の警官に逮捕され、その身元が判明したのだ。犯人の1人、クリスチャン・ロアマヌは、13歳でラグビーを始め、2002年度に来日して、ラグビーの名門、埼玉工業大学の付属校、正智深谷高校に入学し、翌年には、高校ラグビーの日本代表にもなっている。そして、現在は、埼玉工業大学の1年に在学し、18才11ヶ月と言う史上最年少で日本代表に選ばれた。188cm、105kgの巨体ながら、100mを10秒台で走る駿足で、中学時代には、100m走のトンガジュニア記録を打ち立てたそうだ。

だから、逃げ足だけは速かったんだと思うけど、未成年のぶんざいで、ナマイキに六本木でお酒を飲んで、酔っ払ったイキオイで強引にナンパをして、挙句の果てに女性を殴ってケガさせるなんて、こんなクズ野郎がニポン代表の選手だとは、開いた口が塞がらない。オマケに、このバカ男は、4月26日に、南米遠征から帰国したばかりで、5月1日には、学生日本代表として、秩父宮ラグビー場で行われた対ニュージーランド戦にも出場してた上に、15日には、2007年のW杯のアジア予選、韓国代表戦を控えていたそうだ。

それにしても、何でトンガ人がニポン代表なの?って感じだけど、ラグビーってスポーツは、選手の国籍よりも、どこの国のチームに所属してるかってことのほうを重要視するそうだ。だから、この正智深谷高校ってとこは、トンガ王国に姉妹校を作り、毎年、体が大きくて即戦力になる生徒をニポンに呼び寄せ、高校ラグビーで利用し、そのままエスカレーター式に埼玉工業大学へと行かせて、今度は大学ラグビーで利用してるんだろう。ようするに、この、クリスチャン・ロアマヌだの、イオンギ・ヴィヴィリだのって言う最低のクズ野郎どもは、勉強なんか何もしなくていいトンガからの特待生ってことなのだ。だから、調子に乗って、大事なシーズン中だってのに、六本木で酔っ払ってナンパなんかしてたんだろう。

だけど、そのあたりを詳しく調べてみようと思って、正智深谷高校のラグビー部のホームページを見てみたら、トンガの姉妹校に関するページだけがキレイに消されてて、卒業生の個別スナップ写真の中からも、クリスチャン・ロアマヌの写真だけがサクッと削除されていた。サスガ、スピードのあるプレーが自慢の正智深谷高校ラグビー部だけのことはある(笑)

去年の10月19日には、同じ六本木で、同じ深夜に、同じラグビーニポン代表チームのコーチ、吹田長生(34)が、クラブで酔っ払って、他の男性客をぶん殴って全治1週間のケガをさせた上に、止めに入った従業員のこともぶん殴り、鼻の骨を折る全治1ヶ月の重傷を負わせた。吹田長生は、10月22日付けでコーチを辞任したけど、元サントリーラグビー部員だった吹田長生は、去年の4月に日本代表コーチに就任してからは、試合で暴れられないから、ストレスが溜まってたんだろうか? そして、今回、逮捕された、クリスチャン・ロアマヌとイオンギ・ヴィヴィリは、試合で暴れてストレスは発散してたけど、性欲のほうが抑えられなかったんだろうか?

それにしても、仮にも「ニポン代表」を名乗って他国へ行くようなチームの人間が、選手からコーチまで、いったい何を考えてるんだろう? 周りからチヤホヤされてイイ気になってんだか、スポーツのやり過ぎで脳みそまで筋肉になっちゃったんだか知らないけど、あまりにも自覚が無さすぎる。クリスチャン・ロアマヌにしたって、今回の事件の責任をとって、ニポン代表を辞退したそうだけど、辞退すりゃ済むって問題か? だいたい、傷害事件を起さなかったとしても、奨学金をもらってる未成年の学生が、真夜中の六本木を酔っ払って歩いてるなんて、それだけで問題だろ。

今や、プロスポーツだけじゃなく、高校野球、高校サッカー、高校ラグビーなど、アマチュアスポーツの世界も、お金の力で優秀な選手を集めるのことが当たり前になり、お金のある学校は、海外からスポーツ特待生を呼び寄せるほどのアホらしい世の中になった。でも、それは仕方ないとしても、特別扱いでチヤホヤして、ぜんぜん授業に出なくても進級や進学ができるなんて、やっぱりおかしいと思う。いくらお金で集めた優秀な選手でも、一応は学生なんだから、スポーツだけじゃなくて、ちゃんと勉強や道徳教育もして欲しい。合宿先で、平然とタバコを吸いながらパチスロしてたダルビッシュの、謝罪会見でのふてくされたみたいな態度を見れば、高校時代に、どれほど甘やかされて来たかが分かるだろう。

‥‥そんなワケで、顔の傷も痛々しいAKINO選手が、インタビューの最後に、「加害者の2人に言いたいことはありますか?」と聞かれ、「何をしに日本に来てるんだか、良く考えて欲しい。」って答えてたけど、この言葉は、クリスチャン・ロアマヌとイオンギ・ヴィヴィリだけじゃなく、チヤホヤされて調子に乗ってる、他のすべてのスポーツ特待生に対して言った言葉のように思えた今日この頃なのだ。