トヨタグループが架空販売や所得隠し、汚水垂れ流し

トヨタ自動車グループは世界のトヨタになってきたために、あらゆることで世間の目は厳しくなってきている。そうした中で昨年秋から年末にかけて不祥事が続発した。06年10月10日に「大阪トヨタ自動車」(本社・大阪市、旧大阪トヨペット)が中古者の販売で架空の販売をして虚偽の自動車登録をしたという疑いで、大阪府警交通捜査課は電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で当時の同社室長の藤田俊夫容疑者(54)=現大阪トヨタサービスセンター営業部副部長=ら4人を逮捕した。捕まった4人は「販売ノルマを達成するために社員や家族、取引業者に売ったようにして水増しをした」と容疑を認めている。
 この報道は大阪読売新聞が特種で報じてきており、東京では朝日新聞や毎日新聞では掲載されるのが少なかったので、見逃す人は多かった。国内では少子化の影響で販売台数が減ってきており、ノルマを達成するのは大変になってきている。そうした中で、こうした架空の販売が行われていたと見られている。大阪トヨタ自動車だけではなくほかの会社もこうした架空販売に手を染めているのではないか、という見方をする業界人は多い。
 この報道の後、11月29日の朝日新聞の夕刊でトヨタ自動車の子会社である東証一部上場の車両組み立てメーカーの「関東自動車工業」(本社神奈川県横須賀市)が東京国税局の税務調査を受けて、05年3月期までの4年間に約2億7千万円の所得を隠していた、と報じられた。架空の仕入れを計上して捻出した費用を社内でプールして工場設備の改修などに充てていた。関東自動車工業は岩手県と静岡県に工場を持ち、トヨタ自動車の車の組み立てをしている。岩手県の増田知事は「トヨタ自動車が車の生産を増やしてくれるので堅の財政が助かる」と話すほどに工場の操業は快調である。こうしたことから所得を隠した、と見られる。関東自動車工業の広報部は「見解の相違があったが指摘に従い修正申告した。不適切な経理処理に関係した社員は懲戒処分にした」と話している。
 06年12月14日には横浜海上保安部がトヨタ自動車と関連会社の「トヨタT&S建設」の工事責任者(56)を水質汚濁防止法違反容疑で横浜地検に書類送検した。トヨタ自動車横浜事業所整備工場の新設工事で使った汚水約195ℓ処理せずに生みに流したという。
 こうしてみるとトヨタ自動車グループは大阪、神奈川・横須賀、神奈川・横浜と全国で問題を起こした。気の緩みがあるのではないか?
 
 

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