【NHK不祥事】過去には9万9999円タクシー券も

2017年1月17日 11時00分(2017年1月17日 16時11分 更新)

 不祥事のオンパレードに国もおかんむりだ。高市早苗総務相(55)は不祥事が相次ぐNHKがガバナンス(内部統制)やコンプライアンス(法令順守)を強化したと説明してきたことに「これまでの取り組みは不十分ということが明らかになった」と痛烈に批判した。

 NHKでは新年早々、不祥事が2連発で発覚。横浜放送局の40代男性職員が受信料制度を悪用して、数十万円を着服。同局が昨年10月に調査した後に男性職員は自殺した。

 また、福島放送局の20代男性記者は15年7月から16年9月までにタクシー券の不正使用を約150回も繰り返すなどしていたことが判明した。不正額は約20万円。

 元NHK職員で、同局の問題を厳しく糾弾し続けている政治団体「NHKから国民を守る党」代表立花孝志氏(49)もあきれている。立花氏によれば、タクシー券の不正使用は同局の“あしき伝統”であるようだ。

「20年ほど前、NHK職員と個人タクシーが結託し、タクシー券の金額を『9万9990円』などと書いて、問題になりました。職員は水増しした金額を懐に入れたわけです。この不正は1人の職員ではなく複数の職員で繰り返し行われ、不正額は何百万円、何千万円単位になりました」(同氏)

 この問題は報道されず、明るみに出ないまま局内で処理されたという。「これ以降、タクシー券の金額は上限が1万円となっていますが、今でも不正は続いていると思っています。タクシー券は不正の温床です」

 立花氏は昨年11月の本紙上でNHKの問題を追及する連載を展開。幹部や局員によるずさんなカネ遣いを暴露したが、それが最近まで続いていることが明らかになった格好だ。NHKに自浄作用は働かないらしい。

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