不祥事続きでピンチだった14~15年

2014~2015年、プラスチックなど異物混入あいつぐ

2014年から2015年にかけて、「チキンマックナゲットにビニール片」「サンデーチョコレートにプラスチック片」「マックフライポテトに人間の歯」「パンケーキに金属片」など、次々と異物混入の報告が相次いだ。それを受けて2015年1月には経営陣が謝罪会見を開いている。

日本マクドナルドの人気商品チキンマックナゲットなどに異物が混入していたと相次いで報告されている問題で、日本マクドナルドホールディングスの青木岳彦取締役(上席執行役員)と日本マクドナルドの菱沼秀仁取締役(上席執行役員)が1月7日午後、東京都内のホテルで記者会見を開いた。

2014年、決定的ダメージを受けた期限切れ鶏肉問題

2014年7月、マクドナルドと取引のあった中国の食品加工会社の、消費期限を過ぎた肉を使うなどのずさんな衛生管理の実態が明らかになった。これに前述の異物混入問題、さらにはアメリカの労働紛争によりフライドポテトの販売の制限をするなど問題が相次ぎ、2014年は世界的に売上が落ち込んだ。

今年7月末、上海のテレビ局の潜入取材で、マクドナルドなど外食産業大手と取引のあった上海福喜食品の衛生管理の杜撰さが明らかになった。同社の工場では、従業員が床に落ちた肉を拾って機械に入れる、日付を改竄して消費期限を過ぎた肉を使うなど、当局の検査の目を逃れて、不衛生極まりない慣行がまかり通っていた。マクドナルドは同社からのチキンマックナゲットの調達を中止し、中国のチェーン全店で肉を使った商品を一時期メニューからなくした。この騒ぎの影響でマクドナルドの8月の売上高はここ10年余りの月間売上で最低に落ち込んだ。

日本でも11年ぶりの赤字に

今では陰謀論もある食肉工場問題だが、真相は闇の中

東方衛視の映像で話題になった、肉を素手で扱ったり、落ちたものを機械へ入れたりといったの衝撃シーンは何だったか。大方の食品業界人は、あれは別の場所で作られた映像と認識しているようだ。

不祥事よりも「マックに行かないのはもっと根本的な問題が」の声も

鶏肉問題が取り沙汰されていた当時、街の声を聞くと「ポテトの量が減った」「店内が汚れていた」「価格が高い」などの声があがり、そもそものサービスの質の問題を指摘する声も上がっていた。