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教員不祥事 免職20件、過去10年で最多 28年度 埼玉

 ■生徒にわいせつ、飲酒運転

 県教育委員会は23日、勤務する高校の女子生徒へのわいせつ行為と、飲酒運転をした県立高校教諭2人を懲戒免職にし、生徒をトイレに行かせない体罰をした県立高校教諭を減給1月(10分の1)の懲戒処分にした。いずれも同日付。平成28年度の県教委の懲戒免職件数は計20件になり、過去10年では24年度の15件を5件上回り最多となった。 (川畑仁志)

 懲戒処分件数は前年度比9件増の35件で、19年度からの10年間で3番目に多かった。免職件数は20件で前年度から12件増加。懲戒処分の約6割を占めており、半数を上回ったのも過去10年で初めて。

 県教育局によると、県西部の県立高校音楽科の男性教諭(59)は昨年10、12月に1年生の女子生徒に校内の準備室で抱きついたり、乗用車内で首などにキスをしたりしたという。

 教諭は携帯電話を保有していなかった生徒に交換日記を持ちかけており、県教育局の調査に「個人的なやりとりで愛情がわき、魅力を感じた」と話したという。教諭の行為が怖くなった生徒が女性教諭に相談して発覚した。

 県立松山高の小高崇教諭(24)は昨年12月3日、サッカー部の保護者との懇親会で飲酒して帰宅後、乗用車でコンビニエンスストアに向かい、対向車線の乗用車に衝突した。

 県西部の県立高校商業科の男性教諭(52)は1月25日に教室で授業中、1年生の男子生徒がトイレに行きたいと申し出た際、「子供じゃないんだから休み時間のうちに行っておけ」という趣旨の発言をして許可しなかった。

 生徒は教室で失禁。県教育局の調査に教諭は「もう一度言えば行かせるつもりだった」と説明、生徒は「怖くて言い出せなかった」と話しているという。

 このほか、2月に軽乗用車で通勤中、鴻巣市の路上で男性をはねた吉見町立小学校の女性養護教諭(26)を戒告の懲戒処分にした。

 関根郁夫教育長は23日、「深くおわび申し上げる。免職2件はもとより、体罰についても撲滅に向け全県を挙げて取り組んできただけに残念でならない。不祥事の根絶に向けて組織的な取り組みを一層徹底する」とコメントした。