認知症の寝たきり男性に暴行 傷害容疑で介護スタッフを逮捕 「ホームステーションらいふ真鶴」神奈川

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神奈川県警小田原警察署はこのほど、足柄下郡真鶴町内の介護付有料老人ホーム「ホームステーションらいふ真鶴」(同町真鶴1359-1)の個室内で入所男性(88)を殴って重傷を負わせたとして、同ホームの介護スタッフ・青木辰也容疑者(28)を傷害容疑で逮捕した。青木容疑者は「ケガなどさせた覚えはない」などと容疑を否認している模様だ。

逮捕容疑は6月18日午後6時50分ごろ、介護士として勤務していた「ホームステーションらいふ真鶴」の個室で、入所者である無職男性の左肩を殴り、鎖骨やあばら骨を折る重傷を負わせた疑い。調べに対し容疑を全面否認している。小田原署によると、88歳男性は認知症を患っており、ほぼ寝たきりの状態という。

18日午後6時ごろに他の居住者らと夕食をとった男性は、同6時50分ごろに青木容疑者の付き添いで自室に戻っていた。同7時半ごろ、青木容疑者から引き継いだ女性看護師に「身体が痛い」などと訴え始めた。翌19日の朝食時、別の女性看護師が左肩が腫れていることに気づき、男性は病院に運ばれた。診察の結果骨折していることが判明し、全治1ヵ月の診断を受けた。とくに転倒した形跡もなくホーム内で暴行を受けた可能性が高いとして、医師は小田原署に通報していた。

同署がホーム職員の勤務状況などを調べたところ、18日は青木容疑者と女性看護師しかおらず、「20代の体格の良い若い男にやられた」などと被害男性が話したことから、青木容疑者が浮上した。今後は男性がけがをした際の状況などについて更に詳しく調べを進めるとともに、傷害容疑を視野に慎重に捜査を進める方針だ。

同ホームを運営するのは東京都品川区の株式会社らいふ(同区東品川2-2-24)。同社の渡部克明社長室室長は、「本人ふくめスタッフから事情を聴いた内部調査の段階では暴行の事実は確認できず、暴行はないと考えていた。いまは介護スタッフが逮捕されたことに困惑している。今後は事実関係を確認し、捜査のゆくえを見守りながら真摯に対応していきたい」などとコメントしている。

(ASTRA医療福祉研究グループ)