陸自でセクハラ、パワハラ疑惑 衛生学校幹部が「これも仕事だ」と女性隊員に酌させる

2016年6月2日 07時00分 (2016年6月3日 10時52分 更新)

安倍首相の胸中やいかに(2014年10月観閲式) (c)朝日新聞社

 東京・池尻の陸上自衛隊三宿駐屯地は、自衛隊の衛生機関が集中している。陸上自衛隊衛生学校、自衛隊中央病院などがある。

 その陸自衛生学校の前学校長(昨年8月退官)が在任中から、幹部らとともに駐屯地内で酒宴をくり返していたというのだ。あろうことか、酒宴が頻繁に開かれていたのは、安保法制の国会議論が盛り上がっていた昨年7月──。

 さらに秘書や自衛隊中央病院の看護師たちを半ば強制的に呼びつけ、お酌をさせていた。給仕させられたことがある元看護師(20代女性)が明かす。

「必ず何人かお酌の相手をさせられますが、お酒の席に進んで行きたがる看護師は誰一人いません。学校長が呼んでいると上司の看護師に言われ、嫌な顔をすると、すぐに『下っ端のくせに』『それも仕事のうちだ』と言われます。階級社会だから指示には逆らえない。学校長は酔っ払いながら『あいつは今度は研究に回す』とか『あいつは飛ばす』などと、人事の話をしていたこともありました」

 週1回の頻度で、酒盛りが始まるのは通常は午後6時ころから。OBが来る時は、4時から飲み始めることもあったという。

 自衛隊の衛生部門に詳しい、軍事ジャーナリストの清谷信一氏が解説する。

「駐屯地では、飲酒は食堂など定められた場所でしか許可されていない。前学校長ら幹部や大物OBは、図書室や理容店、応接室などで頻繁に酒宴を開いていた。ちょっと缶ビールとおつまみで、というレベルではありません。

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