横浜市の大口病院で、2016年9月に入院患者が点滴に異物を混入されて殺害されたとして神奈川県警が捜査を進めている事件をめぐり、病院内でのトラブルを告発していた事件から1カ月以上も前の8月、この病院内での同じようなトラブルを告発していたツイッター投稿が注目を集めている。

   投稿者は事件発覚後、それ以前にメールで横浜市にも通報していたとし、行政や警察がもっと早く動いていれば事件は防げたと指摘している。

  • ツイッターですでにトラブルが告発されていた(画像はイメージです)
  • 大口病院公式サイトより

「4階病棟にて漂白剤らしき物が混入される事件発生」

「住所:神奈川県横浜市神奈川区大口通130にある大口病院、4階病棟にて漂白剤らしき物が混入される事件発生、看護師スタッフが漂白剤らしき物を混入された飲み物を飲んで唇がただれなどの被害を受けました」(改行など原文を編集部で一部修正)

   上記のような書き込みがあったのは、8月12日19時。殺人事件が明るみに出た9月23日の1カ月以上も前である。ローマ字のハンドルネームの投稿者はさらに続けて、

「なお、同病院、同病棟では今年、看護師スタッフのエプロン切り裂き事件、カルテ紛失事件が発生しております」

ともつぶやき、病院内でトラブルが頻発していたことも明かしている。

   今回の事件は9月20日未明に大口病院の4階に入院していた88歳の患者が死亡し、点滴に界面活性剤のようなものが混入していたことがわかり、病院から通報を受けた神奈川県警が23日に殺人事件と断定、捜査本部を設置した。

   事件が発覚して、大口病院が記者会見などで明らかにしたところによると、病院内では実際に4月ごろから内部で不審なトラブルが相次いでいたといい、上記のツイートにもある「エプロン切り裂き」や「カルテ紛失」、そしてスタッフの飲み物への異物混入が事実だったことが分かった。これらの「事件」は、いずれも今回の殺人事件が明らかになるまで、ほとんど表沙汰になっていなかったが、横浜市には7月以降、事件当日も含めて、こうした内容のメールの告発が複数回あったという。