水戸市にある茨城県農業共済組合連合会が、敷地駐車場の一角に約2000万円をかけて整備した休憩所がある。ご覧のように大がかりな日本庭園風の作り込みをしたもの。水戸市は深刻な被災地・被爆地であるが、震災後わずか1年半でこれを作り始め、半年で作り上げた。

 
 これを監督する農林水産省からあまりに華美で贅沢だとして「不適切な支出」と指摘されていた。7日、このことがわかったが、この時は民主党政権だった。


 http://www.yomiuri.co.jp/national/20150108-OYT1T50053.html?from=ytop_main7
 

 この農業共済の連合会が休憩所を作ったのは2012年夏から2013年春にかけてで、家畜診療センターなどを約5億1000万円かけて整備した時に設置された。2016年に予定しているこの連合会と6組合の合併があるためにその前に、「シンボル的な意味合い」と「組合員などの休憩場所」として

 「絆の東屋」

 という名で整備した。乗用車14台分の土地に、あずま屋と大きな石灯籠などが複数設置されている。


 建設に使用した積立金には加入農家が「事務費」などとして負担している「賦課金」も含まれている。加入農家から集めた掛け金や国の補助金は使われていないとしても、農協や共済組合は他の法人と比較して別格の特権的な扱いを受けている組織であり、大震災後間もない時期にはなはだ不当な金の使い方と言う意外にない。


 2014年2月の農水省の定期検査とその後のチェックで、農水省がこれら敷地を囲う石塀とともに「法に基づく共済事業を営む組織として合理性に欠ける」と指摘した。


 茨城県農業共済組合連合会連合会事務局

 「国には整備した趣旨を説明してきたが、認められない部分があった」

 としていて来週開かれる13日の理事会で、責任者である会長理事ら役員が話し合った後、国に対応を報告する方針だというが、費用の返還などについては不明。


 特権に胡座をかき、中央、地方を問わず、農協にはぞっとするような前近代的な人間が多数存在する。このような農協の共済組合は取りつぶしで廃止してしまった方が良い。