消防車を私的使用の前出張所長を停職処分、不祥事相次ぐ横浜市/神奈川

  • 社会|神奈川新聞|
  • 公開:2011/10/28 23:43 更新:2017/01/21 17:45

横浜市消防局は28日、消防車を部下に運転させて知人に会いに行くなど無料のタクシー代わりに使った中消防署担当課長(54)=消防司令=を停職1カ月の懲戒処分にした。「救急車をタクシー代わりに使わないでほしい」と、市民に適正利用を呼び掛けているのにもかかわらず、身内で不祥事が起きた市消防局。8月には、賭けマージャンやパワハラが発覚するなど問題が相次いでいる。

消防局人事課は「部下から『おかしい』と発言しにくい組織風土があるのではないか。きちんと指導していく」と話している。

消防局によると、担当課長は、5月1日に中消防署本牧和田消防出張所長に就任。6月6日から7月21日までの間に計5回にわたり、消防車に同乗して医療機関に送らせたり、自身の自転車を訓練所まで搬送させたりした。

同出張所は水難救助のエキスパート16人が勤務しており、市内に1台しかない水難救助車も配備。担当課長はこの救助車もタクシー代わりに2度使っていた。さらに、勤務中に私物の買い物のために公用のミニバイクを複数回使用したほか、通勤手当3万2千円分を不正に受給した。

部下に対しては「絶対に言うなよ」などと高圧的な言動で外部に漏れないようクギを刺していた。部下らが8月20日、中消防署の上司に相談して発覚。担当課長は「おごりがあった。この程度ならばいいだろうとエスカレートした」と話しているという。消防局は10月1日付で、出張所長から担当課長に異動させている。

また、消防局は28日、7月に市内の厚生施設で開かれた職員や家族ら30人が集まるバーベキューで、酒に酔って同僚女性の下半身を触った磯子消防署員(58)=消防士長=を停職1カ月の懲戒処分にした。署員は「鈍感でした。申し訳ないことをした」と謝罪しているという。

鈴木洋消防局長は「度重なる不祥事により、市民の皆さまの信頼を裏切ることとなり誠に申し訳ありません」とコメントを出した。

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