価格漏えいで謝礼20万円 県水道局職員を再逮捕 加重収賄容疑 千葉県警

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 県発注の配水管工事をめぐる入札妨害事件で、千葉県警捜査2課と佐倉署などは14日、最低制限価格を漏らした見返りに現金約20万円を受け取ったとして加重収賄の疑いで県水道局船橋水道事務所成田支所長の男(58)=八街市八街ほ=を再逮捕した。また、贈賄の疑いで千葉市花見川区の管工事会社「中村水建」の元役員の男(41)=同区柏井町=を再逮捕し、新たに同社社長の男(68)=佐倉市井野=を逮捕した。

 男(58)の再逮捕容疑は千葉水道事務所発注の千葉市美浜区と花見川区の配水管工事の指名競争入札で、当時の千葉水道事務所配水工務第4課長として非公表の最低制限価格などを男(41)に教えた不正行為の謝礼として、2011年11月と12年2月、男(41)らから現金計約20万円を受け取った疑い。

 同課は「捜査に支障がある」として3人の認否を明らかにしていない。

 同課によると、美浜区の工事は11年8月に、花見川区の工事は12年1月に入札が行われ、いずれも中村水建が落札。落札額と最低制限価格の差は税込で美浜区が620円、花見川区はわずか116円だった。賄賂の授受は落札後、千葉市内の同じ居酒屋での飲み会中にあったという。

 男(58)は11年9月に中村水建関係者と3泊4日の韓国旅行に行っていたことが判明しており、同課は癒着の詳しい実態を捜査する。

 千葉地検は14日、官製談合防止法違反の罪などで菊池、男(41)を起訴。中村水建元役員の男(76)を処分保留で釈放した。

◆「信頼、再び裏切った」 県水道局
 男(58)の再逮捕を受け、県水道局は綱紀粛正に関する文書を職員に通知するとともに、局内の所属長会議を開催して再度、法令順守の徹底を呼び掛けるとした。田谷徹郎局長は「県民の信頼を再び裏切る形となってしまった。事実とすればあってはならないことで、大変申し訳なく思う」とのコメントを出した。