消防職員が女性にセクハラ、小田原市で再び不祥事/神奈川

  • 政治・行政|神奈川新聞|
  • 公開:2013/11/27 23:35 更新:2015/05/13 12:42

小田原市が消防職員として4月に採用した男性職員(24)が、初任教育を受けるために入校していた県消防学校(厚木市下津古久)で、複数の女性職員に対して体を触るなどのセクハラ行為を繰り返していたことが、27日までに分かった。男性職員は8月に依願退職しているが、小田原市職員による不祥事が再び発覚した形だ。

同市と消防学校によると、学校では当時、横浜市を除く県内自治体の新人職員205人(うち女性8人)が寮生活を送りながら訓練などを受けていた。男性職員は5~7月の間、同期入校の10~20代の複数の女性職員に対し、校内外で継続的にセクハラ行為をしていた。

7月初旬、入校者の一人が「女性職員が困っている」と教官に相談して発覚。学校側が事情聴取したところ、校内では「廊下ですれ違いざまにお尻を触られた」「訓練中に顔を近づけ髪の毛のにおいをかぐ」、校外では「飲み会の席で後ろから抱き付かれた」などと複数の女性職員が被害を訴えた。

これに対し男性職員は一部行為を認めたが、「あいさつ程度の気持ちだった」などと釈明したという。学校は8月初旬、男性職員を校長訓戒の自宅待機処分とした。

学校から連絡を受けた同市でも調査した結果、「公務員としての適性を欠く」(職員課)などとして本採用をしない判断をした。男性職員は8月下旬に依願退職した。

消防学校が実施している初任教育の期間は、4月から9月までの半年間。学校が1994年度に現在地に移転、女性職員に対しても入寮体制を整えて以降、こうしたセクハラ問題の発生は初めてという。

消防学校の消防職員教育課は「集団生活の規律を乱したくないと被害に遭った女性たちは我慢していたようだ。今回、問題行為に気が付いた教官がいなかったため、再発防止策としてセクハラ防止の研修強化や女性教官の常駐を急ぎたい」などと話している。

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