女性職員が預金10億円着服 東京三菱銀に業務改善命令

asahi.com 2005年08月26日19時53分

 東京三菱銀行の元派遣社員の女性(54)が約12年にわたって顧客の預金を着服し続け、被害額が計9億9000万円にのぼっていたことが分かり、金融庁が26日付で法令順守態勢の不備による業務改善命令を出した。同行は6月に業務上横領の疑いで捜査当局に刑事告訴している。

 同行によると、この元派遣社員は、東京三菱の人材派遣子会社「ダイヤモンドスタッフサービス」から首都圏の支店に派遣され、渉外担当をしていた。

 着服は93年から今年5月まで行われた。複数の顧客に「金利の高い特別な商品がある」と架空の話をもちかけ、預金を引き出して、自らの口座に移していたという。定期的に金利分を顧客側に払い込み、信用させていた。

 取引内容に不審をもった顧客が5月に銀行側へ問い合わせたことから発覚した。9億9000万円のうち、7億4000万円を借金返済などに使ったという。同行は発覚直後に金融庁に報告したが、業務改善命令が出るまで問題を公表してこなかった。

 東京三菱は「長期間同じ業務に従事させるなど、内部管理が不十分だった」と認めている。畔柳信雄頭取ら役職員の処分を実施したというが「内容は公表できない」としている。

 金融庁は「派遣社員の増加などで不正リスクが高まっているとの認識が不足している。不祥事を自ら発見できず、自浄機能が発揮されていない」として、法令順守態勢の強化について業務改善計画の提出をもとめた。

 大手行ではみずほ銀行も昨年12月、元行員が10億円以上を不正流用していたとして業務改善命令を受けている。

三菱の隠蔽体質はグループ全体に渡っていますね。

このご時世、不祥事を隠すことには何ら利点がないことに、気づかないのでしょうか。

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