千葉県消防学校で体罰続発 8カ月で9人の学生に

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 千葉県は21日、県消防学校(千葉市中央区)で2~9月、男性教官3人が計9人の男子学生の顔を平手打ちするなどし、うち1人に鼻の打撲のけがを負わせる体罰があったと発表した。また同校では昨年9月にも、教官に顔をたたかれ学生がけがをしていたことも発覚。短期間に体罰が続発していることから、同校と県消防課は「体罰防止の指導が不十分だった」と謝罪した。

 同校などによると今月8日、同校運動場などで、男性教官(41)が23歳と19歳の男子学生の顔を計4回平手打ちした。訓練中に「(グループの)リーダーとしての自覚がない」「全力でやっていないように見える」ことが理由という。副校長が目撃し発覚、男性教官は2人に謝罪した。

 この問題を受け、同校は全16人の教官に聞き取り調査を実施。結果、男性教官は2月にも別の男子学生に体罰を加えていたほか、41歳と43歳の男性教官も4~8月、計6人の男子学生の顔をたたいていたことが新たに分かったという。

 体罰をした教官はいずれも県内の消防本部から派遣されている併任教官で、処分は各本部が検討。同校は教官の詳しい所属を明らかにしていない。

 さらに、同校は21日に開いた記者会見で、昨年9月に男性教官=当時(39)=がいずれも当時25歳の男子学生2人の顔をたたき、うち1人が顎を打撲していたことも認めた。男性教官は訓告処分となったが「学生が希望せず、公表しなかった」と説明した。

 同校では今後、学生へのアンケートで状況を詳しく把握するほか、外部講師によるパワーハラスメント研修を実施し、再発防止に取り組むという。同校の八田稔校長は「このような事態を二度と繰り返さないよう努める」と話した。