三菱UFJ銀の強引勧誘、多額損失の被害者高齢女性が詐欺として提訴「財産すべて失った」

2013年12月18日 00時10分 (2013年12月20日 16時08分 更新)
 三菱東京UFJ銀行(以下、三菱UFJ)の行員から大阪の投資会社への投資を勧められ、「約3億8000万円を失った」として、東京都内在住の女性(79歳)が行員や銀行に対し、損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。代理人を務める桃谷一秀弁護士は記者会見を行い、「銀行の管理体制に問題がある」として同行への行政指導を金融庁に申し立てたことも明らかにした。

 訴訟の原因となった事件の経緯を簡単に振り返ると、原告女性が三菱UFJの浜松町支店(現在は新橋支店に統合)を訪れたのが2010年。そのとき担当になったのが、被告の行員Y氏だ。女性は相続財産を元手に11年1月から同行で投資・運用を開始したものの、1年後に元本ベースで約8000万円の損失が出た。女性はY氏に安全な投資に切り替えるよう頼んだが、Y氏は「これまでの損を取り戻しましょう」と、後任のK氏とその友人でコンサルタントを名乗るS氏を紹介した。Y氏とK氏は大学の同窓生で、K氏とS氏は幼なじみという関係だ。

 スピーシーへの投資を主導したのはK氏とS氏だが、彼らとは示談が成立したため、訴訟の対象はY氏と銀行だけとなった。

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