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【事件のナゾ】
「11億円詐取」三井住友銀元副支店長 3億円ありながら月7万円台のワンルームで逮捕を待つ日々を過ごしていた 愛人どこへ…

南橋容疑者が暮らしていたワンルームマンション=東京都新宿区

 メガバンクを舞台にした大がかりな詐欺事件が発覚した。逮捕された三井住友銀行大森支店の元副支店長、南橋浩容疑者(54)がだまし取ったのは時効分も含めて総額11億円とされるが、銀行を懲戒解雇となった後は、ワンルームマンションで逮捕までの日々を過ごしていたようだ。(夕刊フジ)

 南橋容疑者は、同行の外貨取引システムを不正操作して約1億9000万円をだまし取ったとして警視庁捜査2課に電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕された。米ドルを購入する際に1桁多い金額を入力し、水増しした米ドルを円に換算。架空の会社名義の預金口座に振り込ませていた。

 別の支店の課長だった2007年から断続的に同様の不正をしていた疑いがあり、時効分を含めて約11億円をだまし取ったとみられる。

 南橋容疑者は「子供の教育費や愛人との交際費などに使った」と供述している。国税当局の調査で今年6月に不正が発覚。三井住友銀行は7月に南橋容疑者を懲戒解雇処分にし、9月に警視庁に告訴していた。

 捜査関係者は「愛人に手当てを渡したり、FX(外国為替証拠金取引)に投資するなど、犯行に手を染める前から借金でクビが回らない状態だった。犯行で清算する意図もあったのかもしれない」と語る。