謝るのは負け?

 謝るのは、誰でも嫌なものです。

 全面的に自分に非がある場合であっても、素直になれない。

 気づかないうちに、「だけど…」「そうはいっても…」と。

 言い訳めいた口調になっていることが、ありますね。

 また、自分では謝っているつもりでも、ますます相手を怒らせてしまう。

 余計に問題を大きくすることも、あります。

「日本人は、ごめんなさいを言い過ぎる。簡単に謝りすぎるのではありませんか?」と、以前アメリカ人の友人に言われたことがあります。

 確かに、その場を丸く収めるために自分は間違っていなくても、「ごめんなさい」「すみません」と、口にすることがありますね。

 自分はたいして悪くないのに、その場を取り繕うために、謝ることが。

 そうした態度が、彼らからみると合点がいかないのでしょうね。

 それでも、謝ってその場が丸く収まれば、いいのですが…。

「私は悪くないのに…」といったムードが、にじみ出てしまうことがあります。

 これでは、謝っているのでなくけんかを売っているようなもの。

 逆効果です。

 ですから、私も簡単に謝ることは、お勧めしません。

 非がなくても謝ることで、相手も自分も楽になるのならば、謝る…。

 これが、基準になります。

 謝ることは、負けることだと考える向きもありますが…。

 謝ることに価値を見出せるのならば、「謝るが勝ち」なのでは、ありませんか?

 こうしたときに謝れる人は、人間的な器が大きいと思います。