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救急車で患者搬送後に路地裏で時間つぶしの休憩63回 残業代15万円〝荒稼ぎ〟千葉市消防局の50代隊長を停職処分 「手当が欲しかった…」

 救急車で患者を運んだ後、まっすぐ消防署に帰らずに時間つぶしを繰り返し、時間外勤務手当を不正に受け取っていたとして、千葉市消防局は30日、中央消防署所属の消防司令補で救急隊長の男性(56)を停職3カ月の懲戒処分とした。処分は30日付。消防司令補は同日に依願退職した。不正に受け取った手当約15万円は全額返還済みという。

 同消防局によると、救急隊長だった消防司令補は、残業代をもらうために時間外の勤務時間を引き延ばそうと画策。夜間に救急車で患者を病院に搬送した後、ソフトドリンクを売る自販機やコンビニの前に救急車を停めるよう部下に指示。消防司令補がおごった飲み物を救急隊員らで飲みながら休憩していた。

 救急車は目立つため、休憩中は人目を避け、住宅街の路地裏など複数の“秘密の休憩スポット”で時間かせぎしていた。

 救急車の現在位置や出動可能な状況かは、車内に搭載された端末で消防局の司令センターが分かるため、端末の電源を切って出動できないかのように偽装。部下から「帰りましょう」と言われても消防司令補は聞き入れず、時間つぶしを続けていた。消防司令補は「手当が欲しかったし、部下をねぎらいたかった」と話しているという。