2016年8月26日(金)11時58分 SANSPO.COM

野党団体の敷地に無断で隠しカメラ…大分県警4人を建造物侵入の疑いで書類送検

 大分県警別府署員が野党の支援団体が入る建物敷地に無断で隠しカメラを設置した問題で、県警は26日、建造物侵入の疑いでカメラを設置した署員2人と、2人の上司に当たる同署の刑事官、刑事2課長の計4人を書類送検した。

 県警は同日、敷地への侵入を指示、容認したとして刑事官、刑事2課長をそれぞれ減給6カ月や戒告の懲戒処分とした。署員2人のほか、横山弘光署長、衛藤靖彦副署長についても監督責任を問い、本部長・所属長訓戒とした。

 県警によると、今年の参院選に絡む選挙違反捜査の一環でカメラを設置。徴税を担当する自治体職員など選挙運動を禁じられている特定公務員に関する情報が署に複数寄せられており、その人物の行動確認が目的だった。

 県警の江熊春彦首席監察官は記者会見で「(捜査手法は)建造物侵入罪に当たる違法行為である上、他人の敷地内を撮影する必要性、相当性はなく、不適正な捜査だった」との県警の見解を明らかにし、陳謝した。

 4人の書類送検容疑は参院選公示前の6月18日~21日、社民党支援団体や、連合大分東部地域協議会が入る別府地区労働福祉会館(別府市)にカメラ2台を設置する目的で、敷地に計7回無断で侵入した疑い。