2015年6月3日(水)1時44分 日本経済新聞Web刊

大田区職員を逮捕 警視庁、女性の個人情報盗用疑い

 東京都大田区の職員が納税者のデータから知人女性の個人情報を盗用したとして、警視庁は2日までに、元納税課主事で清掃事務所職員の石井庸雄容疑者(46)=大田区西六郷2=を区個人情報保護条例違反容疑で逮捕した。同庁によると、石井容疑者は「ストーカー目的ではなく、女性の安否と住所変更の確認のために閲覧した」と容疑を一部否認している。

 逮捕容疑は2012年1月~15年2月ごろ、区納税課のシステムで知人の20代女性と家族の個人情報をストーカー目的で閲覧し、女性の携帯電話に「あさってはお父さんの誕生日ですね」などとメールを送った疑い。

 同庁によると、石井容疑者は11年秋、女性が働いていた飲食店に客として訪れて知り合った。同容疑者は12年1月から約3年間で約2千回にわたり女性と家族の個人情報を閲覧していた。同容疑者からのメールに自分や家族の個人情報が含まれているのを不審に思った女性が今年1月、同庁に相談した。

 同容疑者は女性宛てにメールや電話を繰り返したとして、5月にストーカー規制法違反容疑で同庁に逮捕されたが、今月1日に示談が成立したという。

 大田区総務部は「事実であれば誠に遺憾であり、厳正に処分する」と話している。