エアバッグ不具合問題の会見で頭を下げる高田重久会長兼社長(中央)

夏場から急落した日経平均株価は、9月29日に1万6901円の安値をつけて反転上昇。12月1日には2万円を奪回した。今回は、この上昇相場において、株価が下落した銘柄に注目する。

投資には、悪材料が出て株価が下がった銘柄をあえて買い反発を狙う、「逆張り」という手法がある。大きく下げた銘柄は、ひとたび反発に転じれば、大きく上がる可能性も高い。

「落ちてくるナイフはつかむな」

とはいえ、事態が深刻な場合は、まだ下落余地を残しているかもしれない。「落ちてくるナイフはつかむな」という相場格言もあるように、株価が急落中の銘柄に不用意に手を出すと、損が膨らむ可能性もある。リスクがどの程度か、見極めが重要だ。

左表は9月29日の終値を起点とし、11月30日の終値の下落率が大きい順にランキングしたもの。時価総額500億円以上の銘柄に限定した。

ランクインの理由は大別して二つ。不祥事と業績不安だ。下落率が30%を超えた首位のタカタは、エアバッグの不具合問題で米規制当局に制裁金85億円を支払うことになった。集団訴訟リスクも抱えており、悪材料が出尽くしたとは言い切れない。