逗子ストーカー殺人事件

加害者と被害者

1973(S47)年11月06日生まれ
現住所:東京都世田谷区等々力5-30-4
無職元高校教師(都内や沖縄の高校に非常勤で勤務:現代社会を担当)
8年前バトミントンサークルで三好梨絵さんと出会い交際
三好(旧姓:柴田)さんと婚約するものの一年余りで別れる
その後、鬱病を発症。自殺を企てる。
「お前だけ幸せになるのは許さない」と被害者にメールを送りつける
2010年春頃「ぜってー殺す」とメールを送りつける。
2010年06月01日脅迫罪で逮捕 警察の「逮捕状の読み上げ」の際、結婚後の新しい姓:三好と、新住所:逗子市小坪六丁目を知る。
情報集めにYahoo知恵袋を活用
Yahoo知恵袋使用ID:
takeishi_satoru
bitch_shibarie
takeshi_hukumoto
2011年11月05日探偵社からの通知で三好さんの所在を知る。
2011年11月06日犯行後、首吊り自殺
犯行日は小堤英統容疑者の40歳の誕生日だった。 享年40歳

旧姓:柴田
ペンネーム:大箸テコ
大箸テコのネームでフリーデザイナーとして活動する。
デザイナーとしてのプロフィール(独身時代)
「三十路まっしぐらの独身ライター。スピリチュアルからエクササイズまで様々な自分磨きメソッドにハマった経歴を持つ、自他共に認める自分磨きマニア。現在、オンライン講座セレクトショップ"好きを学ぶ"【スキまな】の開店準備中!」
大箸テコ 現住所:神奈川県逗子市小坪6-11-6
元彼のまとわりつきをNPO法人ヒューマニティーのカウンセラーに相談
2008年結婚。姓が三好に変わる。
結婚後、都内から神奈川県逗子市小坪へ転居
逗子警察署に元彼のストーカー行為を相談。 2011年06月01日元彼は脅迫罪で逮捕されるものの警察の「逮捕状の読み上げ」の際、結婚後の新しい姓:三好と、新住所:逗子市小坪六丁目を加害者に知られてしまう。
2011年11月06日自宅アパートにて元彼に刺殺される。
享年33歳

二人の出会いと事件への経緯

H16年 2004年頃
バトミントンサークルで知り合い交際スタート(8年前)。
小堤英統(32歳)柴田梨絵(25歳)。
2年程で別れる。2人は都内在住。

H18年 2006年頃
小堤容疑者からのメールが頻繁に届き始めた。「お前だけ幸せになるのは許さない」。柴田さんが、当時住んでいた東京都内の最寄りの警察署に相談すると、メールが途絶えたという。

H20年 2008年夏     
被害者は結婚して逗子市へ転居。苗字も三好姓に変わる。

H20年 2008年秋    
小堤容疑者が身内を装い被害者の勤務先へ電話。

H22年 2010年12月09日 
逗子署が小堤容疑者の家族を通じ注意したところ、自殺を図って入院。メールは止まった。小堤容疑者はこの頃、三好さんの結婚を知った(小堤容疑者の母談)。

H23年 2011年春    
「ぜってー殺す」とのメールを三好さんに送りつける。

H23年 2011年05月
小堤容疑者はYahoo!知恵袋で執拗に情報収集
質問内容に「逗子市」「お寺」「10月13日のお祭り」が頻繁に出現する。

多分、小堤容疑者は三好さんが10月13日に近くのお寺の祭りに参加したという記事(ブログ?)を入手して、その情報から三好さんの住まいを探そうと試みたのだろう。

ちなみに三好さんの住まいは逗子市の西方に位置し、鎌倉市材木座6-17-19の浄土宗光明寺に隣接している。

H23年 2011年06月01日
小堤容疑者は逗子署に脅迫容疑で逮捕される。この時、小堤容疑者は、被害者の住所(逗子市小坪6丁目)と新姓(三好)を知る。

H23年 2011年09月   
小堤容疑者に対して、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決。

H23年 2011年10月から12月にかけて
小堤容疑者はYahoo!知恵袋で執拗に情報収集
質問内容に「小坪六丁目」が頻繁に出現する。やはり、小堤容疑者を逮捕する時に逮捕状の読み上げで「逗子市小坪六丁目の三好梨絵に対する脅迫容疑・・」とストーカー被害者の個人情報を漏らしたのは当局の失態と言わざるを得ない。

H24年 2012年03月下旬からH24年 2012年04月上旬(20日間)に計1089通に上る嫌がらせメール送信。「精神的慰謝料を払え、婚約不履行だ」。三好さんは警察に相談するものの「ストーカー規制法に当たらない」といわれ、動いてくれない・・とカウンセラーに打ち明ける。

H24年 2012年04月からH24年 2012年10月にパトロールを計146回行った(逗子警察署)

H24年 2012年06月
被害者は「メールが来なくなったので静観したい」との上申書を逗子警察署に提出。

H24年 2012年07月19日
三好さんは大箸テコの名前で、第8回未来トルソCafeでプチ講話(新しいサイトの立ち上げ)

H24年 2012年07月25日
逗子警察署が三好さんに再確認した際にも、三好さんは「メールが来てないので大丈夫」と話した。

H24年 2012年11月05日
小堤容疑者は探偵社を使って三好さんの詳細な住所を確認。

H24年 2012年11月06日
刺殺事件発生。被害者は6年間に渡るストーカー行為の後、刺殺された。

H24年 2012年11月08日
加害者宅家宅捜索。

http://agency-inc.com/stalker/

逗子市ストーカー殺人事件マップ

問題点

以下の点が問題とされた。

【被害者の個人情報の漏洩】
被害女性は結婚して名字が変わっており、加害男性から逃れるために住所を引っ越していたが、2011年6月に神奈川県警が脅迫罪の逮捕状を執行する際に、記載された被害女性の結婚後の名字や転居先の市名などを読み上げていた。

加害男性は逮捕前の2010年12月までの段階で被害女性が逗子市在住であることを把握していた可能性が高いことが判明している、逮捕状執行の際に被害女性の結婚後の名字や正確な居住住所を知ったことで殺人事件につながった可能性がある。

ただし、この事件の教訓を受けて、後のストーカー事件において被害女性の名前を伏せて顔写真を添付した逮捕状を執行することで被害者の実名を伏せた事例があった。その一方で刑事訴訟法第256条で「公訴事実は、訴因を明示してこれを記載しなければならない。訴因を明示するには、できる限り日時、場所及び方法を以て罪となるべき事実を特定してこれをしなければならない」と規定されており、「被害者名も含めて審理の対象を特定するのは刑事訴訟法の基本原則であり、刑事訴追するにあたって被害者の実名を被疑者に完全に伏せることは被疑者の防御権の行使が制限される」という司法関係者・学者の意見もあり、起訴の段階では起訴状に被害者の実名を記載しないことで被害者の実名を被疑者に知らせないことについて被疑者の防御権という問題が浮上している。

この問題が注目された後に別の類似事件において、起訴状で被害者について実名を伏せるために「携帯のメールアドレスが○○@○○〇〇だった女性[注釈 2]」「旧姓表記の被害女性[注釈 3]」「○○(量販店の店舗名)に勤務する××という名字の男性」で対応したケースもあったが、カタカナ表記という形で完全秘匿には至らない形で実名表記になったケースがあったり、強制わいせつ事件の被害児童の氏名を匿名にした起訴状に対して東京地裁が検察に対して修正を命じて「母親の実名と続柄」という形で母親が実名表記になったケースがあったり、法廷で被害者を匿名にした起訴状を朗読した後で被害者の顔写真を被告に示すケースが有ったり[20]など試行錯誤が続いている。

【ストーカー規制法の不備】
2012年3月から4月のメールは「婚約破棄により慰謝料要求」とする文言の連続メールが送られたが、ストーカー規制法では連続電話や連続FAXを「つきまとい行為」として禁止しているが、連続メールについては規定されていなかったことが盲点とされた。他のストーカー規制法の該当事項(「監視していると告げる行為」「面会・交際・その他義務のないことを行うことの要求」「乱暴な言動」「名誉を害する事項を告げ、又はその知り得る状態に置くこと」「性的羞恥心を害する事項を告げること等」)にも該当せず、メールの内容から脅迫罪等の他の罪状は対象とならなかったため、警察に立件できないと判断された。
事件当時は大阪府や秋田県など14府県では迷惑防止条例でメールの連続送信をつきまとい行為として禁止していたが、加害男性が居住する東京都や被害女性が居住する神奈川県を含めた33都道県は条例に禁止規定がなかった。

2013年6月にメールの連続送信をつきまとい行為として禁止することを規定したストーカー規制法改正案が成立し、同規定については同年7月から施行された。


【保護観察中の「特別順守事項」の不把握】

加害男性は2012年4月の繰り返しメールを送信していた時期は懲役刑の執行猶予による保護観察中であり、保護観察中の「特別順守事項」として被害女性とはメールを含め一切の接触が禁じられていた。しかし、保護観察所は順守事項の内容を加害男性以外に知らせる制度がなく、警察、検察、被害女性は「加害男性は被害者とはメールを含めて一切の接触が禁止されている」遵守事項を知らなかった。

2013年4月から、ストーカー事案などで保護観察付き執行猶予判決を受けた加害者について保護観察所と警察との間で順守事項や問題行動の情報共有を始めている。
ストーカー被害団体は「法律に触れないので何もできなかったという警察の対応には問題」として法律を超えて加害者に対して強力な対応すべきとする意見が出たが、その一方で弁護士から「ストーカーと称して、正当な権利行使を妨げたり、犯罪となるべきところをストーカーを装ったとして、逃げ隠れする弊害もありますから、そのような乱用を防止することも必要」としてストーカーを防止する国家権力の悪用を懸念する意見も出ている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%97%E5%AD%90%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

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