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商品の詳細

ジャンル :文芸カタログNo :9784062771405
フォーマット :レーベル :
発売日 :2011年11月日本

読者レビュー

  • こな | 2014年12月23日

    帝都銀行総務部企画グループの指宿修平は、行内の不祥事処理を担当している。
    銀行内部で起きた不祥事の真相を探り、解決に奔走する全8話の物語。

    この本を読む前に『不祥事』を読んでいて、同じドラマの原作ということだったのに、設定が全然違うので驚いた。
    銀行が舞台というのは同じだけれど、こちらは読んでいてスカッとするタイプではない。
    この物語のなかで、ある刑事が語る『善人が悪人にならなきゃいけないほど悲しいものはない・・・善人を悪事に追い立てたほうが百倍悪いと思います』という言葉が一番心に残った。
    一生懸命働いて生きている人間を追い詰めるような組織なんてろくなものではないと思う。
    それでも、組織の中で生き抜かなければならないとしたら、自分を失わない強さが必要になる。
    どんなに追い詰められたとしても、犯罪を犯したり他人を陥れたりしたら、真の成功や幸せは得られないし、そんな自分を好きになれるはずがない。
  • 池井戸潤氏らしい、銀行員を主人公にした小説。
    400ページ程あるが、8編に分けられていて読み易い本だ。
    ドラマは見てないので、先入観なしで読んだ感想は、痛快なミステリー?である。
    主人公の信念や基軸がしっかりした価値観によって、正義が貫かれたときの達成感
    や、爽快感を一緒になって感じられる。いつの間にか、主人公を応援しているこの
    状態は池井戸潤氏ならでは!
    ちなみに、花咲舞は出てきません。が、ストーリーだけをドラマにしているようです。
  • 次から次へと池井戸作品が映像化されていて、今度は「花咲舞が黙ってない」か、と思ったら今週もう最終回ですかそうですか。
    とりあえず原作でも読んどくか、ということでまずは「銀行総務特命」から。
    って、どこにも花咲舞なんて出てこないんですけど。指宿修平って男でしょ?誰?唐木怜って。ひょっとしてチーム・バチスタみたいに性別が変わってしまうわけですか?
    と思ったが花咲舞さんはどうやら続編の「不祥事」で登場するらしい。やれやれ。
    いや、別に良いんですよそれで。相変わらず面白い話で。けどモロに犯罪、というか刑事事件がらみのネタが多いな。ほんと銀行員ってロクでもないやつが多いね。いやもちろんフィクションなんだけども、ある程度は実際にあったことをベースに話を作ってるわけでしょ。やっぱり総務部の中に、こういう不祥事の処理専門の特命担当みたいな人がいたりして。毎日毎日巨額のカネを扱っていると、人間どっかおかしくなるのかも知れまへんなぁ。
  • 私のボス(所長)にお借りしました。お馴染みのTVドラマ「花咲舞は黙っていない」の原作です。
    といっても原作では花咲舞は出てないです。
    先週のドラマストーリーからこちらの原作に移っています。この小説の総務特命課と不祥事(花咲舞のドラマの原作)の臨店班と仕事内容は同じで主人公が女性と課長という設定はほとんど同じです。
    ストーリーですが銀行の話でもミステリー要素が強く、飽きずに読めました。
    実は知り合いからイマイチの評価でありましたが、面白かったです。
  • 吉田正 | 2014年04月16日

    杉下右京出てきません。
  • TSaeki | 2014年04月14日

    テレビの花咲舞の原作って事ですが花咲舞は出てきません。銀行の不祥事を解決するって設定はほぼ同じなので、登場人物を代えて使うんでしょうか。短編集であっという間に読了。前作の「不祥事」に比べると事件がもっと悪質ですが、どこの企業でも起こりそうです。
  • 銀行が舞台ではあるけど、どこの企業でもあり得る、というより実際にこういう理不尽なことは日々起こってる。事の大きさの程度の違いはあれ、人が集まれば何らかの衝突や行き違いは起こるものだ。色んな被害者や過失者が出てくるが、その気持ちすごく共感できるというものはあっても、なぜか暗い気持ちにならない。池井戸さんの作品の特長のようにも思う。
    各短編の終わり方が、ほとんど決定的なものが明らかになった直後にあとはご想像にお任せします、という感じでしたが、少し多すぎた感じはします。たまにそういうのがあってもいいけど、そのあとどうしたかというのが、物語としては関係なくても、参考としてどんな展開があるのかを教えて欲しい面もあります。終わり方のバリエーションを持ってほしいですね。
  • 池井戸潤の短編集。銀行内で発生した情報漏洩、行員のAV出演、横領などの事件を解決するための総務特命。いつもの池井戸作品のスッキリを期待したけど、本作はちょっと消化不良。あとは読者の想像にお任せ…みたいな終わり方が多かったのが少し残念!
  • 銀行内外で起こる不祥事を総務特命が解決する。

    池井戸潤らしい短編集。

    勧善懲悪ではなく、社会的・銀行的な決着を1つ1つつけていく。

    そこまでおすすめはしないけど、池井戸ファンなら読んでおくんだろう。

    2014年4冊目
  • やはり池井戸潤の作品は面白い。ただ、やはり短編ではあまり味が出ないかなぁと感じた。長編のほうが良さがあり、読み応えがあるなぁ。でもでも、一気読みできる一冊。
  • 半沢シリーズのTVドラマ放映につられて購買した、池井戸潤のメガバンクを舞台にした短編集。主要登場人物は各編共通だが、「7つの会議」などと異なり、話自体に連作としてのつながりは薄い。
    登場人物に関する描写が浅薄で、顔が見えない感が残った点(それが銀行員らしさなのかもしれないが…)、特命課として立ち向かうトラブルに個人の問題が多く、あまり共感できなかった点の2点から、読了後の印象が薄い。銀行内部の描写の細かさや、展開のスピード感などは嫌いではないが、物足りない感が残った。
  • こめこめ | 2013年06月14日

    星3つ  117

    銀行内で発生する問題対策をする連続短編小説。

    短編1つ1つに対してちゃんと結末があるのですがミステリーで言う「お前が犯人だ!」って言う事がなく、各物語を読んで真相とその後の展開を想像する構成になってます。確かにこの書き方で真相が分からないのは読み手の力量が足りないと言えるほど明確になってますが、もう2~3ページで良いので書き足してほしいなぁ~と強く感じました。

    落ちがあやふやですので、気の抜けた炭酸飲料を飲んでいるような気分です。やはり、ちゃんとした結末を表現されている方が僕は好みですので、評価を下げてしまいました。

    銀行内で起こる問題はバラエティに富んでおり、問題発生から解決までのプロセスはやはり「さすが池井戸さん」です。あっという間に読み終わってしまいます。

    本作品においては主人公の探求力の強さが光るのですが、キャラとしては3話から登場する相棒の方が個性が光りますね。相棒を主人公にした方がさらに良い作品になったかもしれません。

    銀行を舞台にした作品は大好物ですので、池井戸さんの作品を早めにコンプリートしたいですね。その内高杉 良さんの傑作「金融腐蝕列島」を超える作品に出合えると良いのですが。。。
  • 紗智 | 2013年03月30日

    銀行内で不祥事がおきた際に真相を究明する
    総務部内の特命担当者が主人公。

    池井戸さん初期の連作短編集で
    「果つる底なき」同様、なかなかハードボイルド。

    池井戸さんの本をよむといつも思うのだけど
    銀行ってものすごく怖いところである(笑)

    一話完結の短編集ではあるけれど
    全体を通してなんらかのオチがあるものと思っていたら
    オチは特になくてちょっと肩すかしであった。
  • 銀行出身の作者だが、「下町ロケット」のように銀行が舞台でない小説の方が断然面白い。
  • 『不祥事』が勧善懲悪的な話なのに対して、『銀行総務特命』は法律の上で問題なくても人として許されないような内容が詰まっています。その分後味が悪かったり、悔しい思いをしたり、モヤモヤした気分になります。

    主人公のキャラ設定が最後までよく分からなかったです(笑)