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白元倒産の理由は、世襲経営者が事業拡大に失敗したことが原因です。白元の倒産により、筆頭株主の住友化学とメインバンクの百十四銀行は、損失発生しており株主総会に注目ですね。


(1)地方銀行の融資金利 法人ローンの金利低下

銀行は審査が厳しいだけでなく、法人融資の金利が高いため、お金を借りることが難しいと言う口コミがあります。銀行は、融資先を見つけることが難しくなっているため、金利1%未満の融資が4割を占めており、お金をかりやすくなっていることが分かりますね。

地方銀行は、首都圏や関西圏などの都市圏だけでなく、他県への出店を進めているため融資金利が安いという口コミが増えています。地方銀行の融資金利は、第一地方銀行が6年前の融資金利2.08%から1.37%に低下しており、第二地方銀行が6年前の融資金利2.35%から1.64%に低下していますね。

法人ローンの融資金利は、メガバンクも大幅に低下しており、中小企業融資の金利が低下していると言う口コミを裏付けるデータが発表されています。お金を借りやすいうえに、融資金利が低下しているということは、お金を借りたい人や開業する人にとってチャンスは増えていることが分かりますね。
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(2)白元の会社概要とヒット商品

白元の会社概要

  1. 1923年1月 創業者が個人で白元を創業 
  2. 1950年1月 白元が法人化
  3. 2009年3月期 売上高 301億1400万円
  4. 2010年3月期 売上高 332億3700万円
  5. 2013年3月期 売上高 304億8668万円
  6. 2014年5月29日 民事再生を申請

白元のヒット商品

  1. 白元のヒット商品 衣服用の防虫剤 パラゾール
  2. 白元のヒット商品 衣服用の防虫剤 ミセスロイド
  3. 白元のヒット商品 使い捨てのカイロ ホッカイロ
  4. 白元のヒット商品 冷却用の枕 アイスノン

白元の新規参入

  1. 白元の新規参入 大正製薬から殺虫剤の営業権取得
  2. 白元の新規参入 大正製薬の製品製造業者を買収
  3. 白元の新規参入 医療衛生品メーカーを買収
  4. 白元の新規参入 入浴剤メーカーを買収
白元倒産の理由、住友化学と百十四銀行について、信用調査会社が発表している内容について、見てみましょう。白元は、防臭剤の取り扱いで創業していますが、防虫剤やカイロなどのヒット商品を販売しており、白元製品を使ったことのある方は多いと思います。

白元が倒産したことに、残念であると言う口コミは多数ありましたが、製品に対して愛着のある方はいるでしょう。白元のヒット商品を見れば、冬の寒いときはホッカイロ、風邪や暑いときにアイスノンを使ったことのある方は多いでしょうね。

白元は多数のヒット商品を抱えていましたが、新規参入事業や買収を複数行っており、新市場開拓に資金が必要になります。白元の倒産は、ヒット商品の競争力低下だけでなく、買収や新規事業買収に失敗したことによる経営失敗が民事再生の理由ですね。

(3)白元の経営悪化 住友化学の出資

  1. 2013年3月期 売上高 304億8668万円
  2. 2013年3月期 特別損失 6億9804万円
  3. 2013年3月期 当期損失 3億6958万円
  4. 2013年5月 住友化学に第三者割当増資が19億円
  5. 2013年5月 住友化学が19.5%を出資して第二位の株主
白元は競合企業の新規参入によって、業績が大幅に悪化したため、赤字決算になっています。白元は、多数のヒット商品による過去の利益があるはずですが、住友化学からの出資による信用補完を行っており、財務に余力がなかったと言えそうですね。

住友化学は、日本を代表する大手化学メーカーですが、他の取引先に対しても出資を行っている事例がありますね。住友化学は、出資段階で第二位の株主となっていますが、白元が倒産したときには筆頭株主であると報じられています。

白元の倒産時点で、筆頭株主は住友化学であったようですが、保有している持ち株は中途半端な株数であったことが分かります。白元が倒産しましたので、住友化学は株主総会で、取引先への経営関与や与信管理をどのように行ってきたのか、株主に説明責任が求められることになりそうですね。

(4)百十四銀行の不良債権 金融機関の融資回収

  1. 白元の本社所在地 東京都台東区
  2. 白元のメインバンク 百十四銀行
  3. 白元の取引銀行撤退 首都圏の銀行が社長の人柄で融資回収
  4. 百十四銀行の融資金額 36億8800万円
  5. 百十四銀行の保有債権 2億9100万円 百十四リースのリース債権
  6. 百十四銀行の貸倒損失 約14億円 担保で保全していない債権
白元は、東京都の会社ですが、メインバンクが香川県の百十四銀行になっています。白元の経営者は、銀行の評価が低かったため、首都圏の金融機関が融資回収した結果であり、百十四銀行は債権保全に失敗したということでしょうね。

白元倒産による損失について、百十四銀行は2014年5月29日に発表しており、多額の貸倒損失を計上するようです。白元だけでなく、企業が倒産したときは、融資残高が最大になるメインバンクが経営再建の主導的な立場になります。

百十四銀行は、白元のメインバンクになっていますが、香川の銀行が東京の会社に対してモニタリングを適切に行うことは難しいのでしょう。白元は粉飾決算の可能性はあるようですが、大株主の住友化学、メインバンクの百十四銀行のモニタリングがゆるいため、ガバナンスが機能していなかった可能性がありますね。

(5)白元の返済猶予要請 銀行交渉の失敗

  1. 白元の決算 粉飾決算の疑惑
  2. 白元の融資猶予 金融機関にリスケを要請
  3. 白元の融資猶予 2014年3月末から6月末まで要請
  4. 白元の信用低下 取引先からの信用低下で資金繰り悪化
  5. 白元の信用低下 監査法人のデューデリジェンスを2014年5月に実施
白元は、会計処理で粉飾決算の疑惑が浮上しており、銀行からの信頼が崩壊したようです。白元は、資金繰り倒産回避のために、銀行へ返済猶予を要請したようですが、メインバンクを見れば分かりますが十分な信頼関係を築けていないことが分かりますね。

白元の鎌田真社長は、国会議員の丸川珠代議員が、テレビ朝日のアナウンサー時代に付き合っていたという報道が週刊誌で行われていました。鎌田真社長は、第一勧業銀行出身であり、現在のみずほ銀行出身のエリートですが、三代目の世襲経営者として会社を倒産させいますね。

白元は、返済猶予の要請を行うだけでなく、監査法人がデューデリジェンスを行っています。白元は銀行に対して返済猶予の要請をしていますが、資金繰りが悪化して民事再生を申請していますね。

白元の民事再生は、2014年5月29日ですが、金融機関に対する返済猶予を要請した期間内になっています。白元は倒産していますが、自社の資金繰りが把握できていないうえに、経営失敗による業績悪化は急速に進んでいたことが分かりますね。

(6)白元の債権者集会 倒産と債務超過

  1. 2014年3月期 流動資産 118億1231万円
  2. 2014年3月期 固定資産 118億1720万円
  3. 2014年3月期 流動負債 209億7332万円
  4. 2014年3月期 固定負債 45億2099万円
  5. 2014年3月期 純資産合計 18億6480万円の債務超過
  6. 2014年3月期 売上高 223億1401万円
  7. 2014年3月期 営業損失 81億3549万円
  8. 2014年3月期 経常損失 85億6445万円
  9. 2014年3月期 当期純損失 62億2630万円 最終赤字で債務超過
白元の債権者集会で、2014年3月期の決算書が、速報ベースで発表されているので見てみましょう。白元は、流動負債の割合が高く資金繰りは悪化していますが、多額の赤字によって債務超過に転落しており倒産しても違和感のない財務状況ですね。

白元の債権者集会では、粉飾決算や会計不正の報道について言及されており、民事再生手続きを進めていく中で明らかにするようです。白元の粉飾決算が行われているのであれば、経営者に対する背任だけでなく、民事再生手続きが失敗して破産することもありそうですね。

白元は、日本人に親しまれた製品を販売しており、倒産したことに対して驚いている口コミは多かったです。白元の事例を見れば、ヒット商品を抱えていたとしても、経営者の能力が低ければ会社は倒産することが分かりますね。スポンサードリンク

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